外国人はホラーやグロがお好き? フランス人が選んだ「絶対に見るべき日本映画8作品」
3. バトル・ロワイアル(2000年/監督:深作欣二)
2000年に公開され、日本社会に大きな影響を与えた作品です。タランティーノ監督の作品内でもオマージュされましたね。続編では、撮影中に監督が亡くなったため、息子の深作健太氏が引き継いだようですが、そちらはイマイチでしたね。
4. ゴジラ(1954年/監督:本多猪四郎)
日本映画の中でも、数多くシリーズ化されている作品のひとつ。ゴジラは核のせいで現れた怪獣という設定で、1950年代の社会問題が反映されています。
5. HANA-BI(1997年/監督:北野武)
北野武が監督、主演した映画。彼は、正義感が強くてタフな男を演じています。作品中で絵を披露し、ヨーロッパで芸術家として名を広めるきっかけとなりました。
6. 誰も知らない(2003年/監督:是枝裕和)
日本で起きた事件を元にして作られた映画。母親に放置された4人の子どもの話です。複雑なテーマを、見事に表現しきった作品ではないでしょうか。
7. リング(1998年/中田秀夫)
言わずと知れた日本のホラー映画。アメリカでもリメイクされるなど、このジャンルで非常に高い地位に君臨しています。
8. 東京物語(1953年/監督:小津安二郎)
同じ屋根の下で異なる世代が同居している、日本の伝統的な家族制度が崩壊する様を描いています。懐かしい雰囲気の中、親と子の関係が非常に色濃く表現された映画です。
さて、ガエルさんは以上の作品の他に『トウキョウソナタ』、『乱』、『羅生門』、『茶の味』などもオススメだとしており、日本映画にかなり造詣が深いようだ。
今回のリストには、彼自身のセンスも反映されているが、フランス人がそれなりにホラーやグロ表現が好きな様子も感じ取ることができる。ホラーやグロ表現から日本の良さを知るのは、ちょっと難しそうにも思えるが、コメント欄には「雰囲気がすごくいい映画が多い」などの好意的なコメントが寄せられている。
ある国を知るためには、やはりその国に行くのが一番だ。しかし、お金と時間をかけずにその国の気分を味わうには、映画はうってつけの存在だ。実際に現地を訪れた時、どんなギャップがあるかを知るのも面白いので、さまざまな国の映画を観ておいて損はないだろう。フランス人のみなさん、日本はバイオレンス&ホラーな国ではありませんからね!
(柏葉美月)
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