人間よりも巨大なペンギンがいた? ― 南極大陸付近の島でメガトン級の骨を発見!
2014.08.12 16:00
この時に発見した付蹠骨から体長・体重等を割り出したところ、くちばしを入れると体長2.02メートル(起立時1.6m)、体重が115キロと何とも「メガ」なペンギンであることがわかった。起立時の体長1.6mでも平均的な成人女性と変わらない大きさである。また、主に魚を食べる「魚食」で、なんと40分間も潜水することが可能であったという。この大きな体で優れた狩猟系ダイバーだったようだ。
温暖な気候と豊富な漁場。ペンギンにとって「天国」とされる最高の環境のもとで、メガペンギンはここまで巨大化できたということだ。
■骨の大きさも過去最大級!
今回発見された付蹠骨は長さが9.1cmもあり、存在が確認されているペンギンの中で最も大きく、今まで多くの研究者に論文発表されていたペンギンの常識を覆す「最大級」のペンギンとなる。ちなみに、現存する最大のペンギンとされる「皇帝ペンギン」でも体長1.1~1.3m、体重20~45kgと、メガペンギンの約半分の大きさしかない。
すべてが“メガ”なこのペンギン、現存していればオーストラリアのコアラのように、ご当地マスコットになれたかもしれない。果たしてそれがいいかどうかはわからないが…。
(文=福島沙織)
参考:「Daily Mail」ほか
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