早朝の住宅街を「誰も乗っていない自動運転タクシー」50台が徘徊! AIが引き起こした現代の“幽霊車パニック”

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 ある日突然、自分の住む静かな住宅街に「誰も乗っていない車」が次々と押し寄せてきたら、あなたはどうするだろうか。ホラー映画のワンシーンのようだが、これはアメリカのジョージア州アトランタで実際に起きている出来事だ。

 AI(人工知能)が自動で車を走らせる時代が本格化する中、アトランタの住民たちは「無人のロボタクシーの群れ」という、現代ならではの奇妙な現象に頭を悩ませている。

早朝の住宅街を徘徊する50台の「空のロボタクシー」

 アトランタのバトルビュー・ドライブ地区の住民たちによると、数ヶ月前からGoogleの親会社Alphabetが運営する自動運転タクシー「Waymo(ウェイモ)」の車両が、行き止まりの道路(カルドサック)をグルグルと回り始めたという。

 最初は数台だったものが、ここ2週間で事態は急変した。無人のロボタクシーが群れをなして押し寄せるようになり、特に早朝にその数が激増したというのだ。

「昨日の朝なんて、6時から7時の間に50台もの車が通り抜けていきましたよ」と、ある住民は地元メディアのWSB-TVに語っている。

 早朝の静かな住宅街を、乗客のいない真っ白な自動運転車が次から次へと無言で通り過ぎていく。まさに「現代版・幽霊船」のような不気味な光景だ。AIが何を考えてこの行き止まりの道を選んでいるのか、住民たちには知る由もない。

看板で撃退しようとした結果、AIが「パニック」に

 たまりかねた住民たちは、なんとか車を追い払おうと「立ち入り禁止」のような看板を立ててみたという。日本でもよくある、通り抜けを防ぐための私道トラブル対策だ。しかし、相手は人間のドライバーではなくAIである。看板を見たロボタクシーたちは、行き止まりで方向転換しようとして身動きが取れなくなり、かえって道路を塞いでしまうという事態に陥った。

 住民たちは、子どもや小さなペットの安全を強く懸念している。「幹線道路だけを走ってほしい。乗客を乗せるわけでもないのに、わざわざ狭い行き止まりの住宅街に入ってくる理由なんてないはずです」と、ある住民は呆れ顔で語る。

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「良き隣人でありたい」 Waymoの釈明と消えない不安

 この異常事態に対し、Waymo側も声明を発表し、火消しに走っている。

「Waymoは地域社会の『良き隣人』であることをお約束します。地域の皆様からのご意見を真摯に受け止め、すでにこのルート案内の問題(ルーティング動作)には対処いたしました」

 さらに同社は、全国で週に50万回以上の運行を行っており、交通事故の削減に貢献していると実績をアピールした上で、「アトランタの住民との関係を大切にしている」と強調した。

 しかし、アトランタにおけるWaymoのトラブルは今回が初めてではない。今年4月にも、赤の点滅信号が続く交差点で3台のWaymoタクシーが完全に立ち往生し、交差点を封鎖してしまうという交通トラブルを起こしている。

 プログラムのバグなのか、それともAIが「この道が最適だ」と独自の判断を下した結果なのか。AIは時に、人間の常識では考えられないような最適解(あるいは致命的なエラー)を導き出す。無人の車が群れをなして住宅街を徘徊する光景は、完全な自動運転社会へ移行する前の「不気味な過渡期」を象徴する現象と言えるだろう。

参考:UPI、ほか

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