【ロンギヌスの槍・契約の箱】バチカンの地下80kmに及ぶ「使徒文書館」に聖書の遺物が眠っているという噂の真相

世界最強レベルの機密機関といえば、CIA、MI6、NSAの名が浮かぶかもしれない。だが忘れてはならない存在がある——ローマ・バチカンの地下に広がる「使徒文書館」、通称「バチカン秘密文書庫」だ。
約80キロメートル以上に及ぶ棚と、12世紀以上にわたる記録が眠るこの隔絶された空間の奥深くに、聖書の記述が「本当に起きた出来事」であることを証明する“2つの究極の遺物”が隠されているという説が、再びネット界隈で注目を集めている。
「15年待ち」の異常な閉鎖性が生む謎
バチカン秘密文書庫の正式名称は「使徒文書館(Archivum Apostolicum Vaticanum)」。「秘密」という言葉は本来ラテン語で「私的な」「教皇専用の」という意味に過ぎないとバチカン側は説明しているが、それを額面通りに受け取る者は少ない。
無理もない。この文書庫に立ち入るには事前申請が必要で、許可が下りるまでに10年から15年待たされることもある。さらに「何を調べたいか」を事前にピンポイントで申告しなければならず、いざ閲覧が許されても原本に直接触れることは禁じられている。手袋をはめた係員がページをめくるのをただ眺めるだけ、という異様なまでの厳重さなのだ。
この「見せない」という極端な閉鎖性が、「本当はとんでもないものを隠しているに違いない」という人間の好奇心と想像力を刺激し続けている。
「契約の箱」と「運命の槍」はバチカンの地下にある?
今回、この都市伝説に再び火をつけたのは、人気ポッドキャスト「The Why Files」のホストであるAJジェンタイル氏だ。彼は別の番組に出演した際、バチカンの地下に眠っているとされる2つの聖遺物について言及した。
ひとつ目は「契約の箱(失われたアーク)」だ。旧約聖書において、モーセが神から授かった十戒の石板を収めるために作られたとされる黄金の箱で、触れる者に死をもたらすほどの強大な神の力が宿っていたと伝わる。映画『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク』のモデルにもなった、まさに聖なる最終兵器だ。その行方は聖書にも明確な記述がなく、エチオピアやエルサレムの地下など諸説が乱立している。
ふたつ目は「運命の槍(ロンギヌスの槍)」。十字架に磔にされたイエス・キリストの生死を確認するため、ローマ兵がその脇腹を刺したとされる槍だ。「この槍を手にした者は世界を征服できる」という伝説があり、ナポレオンやヒトラーまでもがその入手を熱望したという歴史的背景を持つ。

「証明」はできないが「否定」もしきれない
もちろん、これらの遺物がバチカンの地下にあるという明確な証拠はない。「運命の槍」と呼ばれるものはオーストリアのウィーン美術史美術館に展示されているし、「契約の箱」はエチオピアの教会で厳重に守られているという説が有力視されていたりもする。
バチカン側も「秘密」という誤解を解くため、2019年に名称を変更し、ガリレオ裁判の記録などを段階的に公開し始めている。
しかし、それでも「バチカンの地下説」の引力は衰えない。なぜなら、80キロにも及ぶ棚と、アクセスまで10年以上かかるという“鉄壁のブラックボックス”の存在が、「あの広大な棚の奥深くに、まだ誰も気づいていない箱が隠されていても不思議ではない」という無限の余白を与えているからだ。
人類最古のミステリーである「聖書の遺物」が、世界で最も閉鎖的な文書庫の奥で今も静かに眠っているかもしれない——。このロマンこそが、どんな反証も寄せ付けない最大の魔力なのだろう。真相は今も、バチカンの地下深くで沈黙を守ったままだ。
参考:Daily Mail US、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【ロンギヌスの槍・契約の箱】バチカンの地下80kmに及ぶ「使徒文書館」に聖書の遺物が眠っているという噂の真相のページです。失われたアーク、ロンギヌスの槍、契約の箱などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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