生みの親の予測をAIが添削!? ChatGPTがサム・アルトマンの「AIが人間を超える日」の警告に放った冷静な自己評価

ChatGPTの生みの親であり、OpenAIのCEOを務めるサム・アルトマン氏。彼は「AIが人間を超える日」について、たびたび大胆かつ恐ろしい警告を発してきた。
だが、もしその警告を「AI自身」に評価させたら、彼らはどう答えるのだろうか? 今回、アルトマン氏の「2030年AI超知能化説」について、当のChatGPT自身に見解を求めたところ、極めて冷静で、少し皮肉めいた回答が返ってきた。
「2030年までにAIは人間を超える」 アルトマン氏の警告
生まれたばかりの我が子を育てるのにもChatGPTの助けを借りていると公言するアルトマン氏だが、彼自身、自分の生み出したテクノロジーの未来には強い危機感を抱いている。
彼は昨年、ドイツのメディア『Die Welt』の取材に対し、「もし2030年までに、私たち人間には到底できないようなことをやってのける『極めて有能なAIモデル』が登場していなかったら、私は驚くでしょう」と語った。
アルトマン氏は、最新のAIモデルはすでに自分よりも賢いと認めた上で、こう付け加えている。
「あと数年もすれば、AIが人間だけでは不可能な科学的発見をするようになるのは非常に現実的です。私にとって、それは正当に『超知能(スーパーインテリジェンス)』と呼べるレベルに達したと感じる瞬間になるでしょう」

ChatGPTの反論「ボスの言うことは少し大げさですね」
では、この生みの親の壮大な予言について、ChatGPTはどう思っているのか。質問を投げかけると、AIは「特定の分野では妥当ですが、他の分野では誇張されていますね」と、まるで冷静な学者のようなトーンでボスの発言を添削し始めた。
ChatGPTによれば、アルトマン氏の予言が当たるかどうかは、「人々が『超知能』という言葉をどう定義するか」にかかっているという。
AIは自らの能力と限界について、以下の3つのレベルに分けて解説してくれた。
1. AIが人間の科学を加速させる(現在進行形)
「AIは現在すでに、タンパク質の構造予測、新素材の発見、コードの生成、仮説の順位付けなどで人間を助けています」。これは我々も日々実感していることだ。
2. 人間が当分見つけられなかったはずの発見をAIが行う(数年以内に実現可能)
「これも数年以内には妥当な予測です。人間とAIが協力すれば、人間単独よりも劇的に優れた成果を出せるでしょう」とAIは認める。ここまではアルトマン氏の予測通りだ。
3. 人間には理解すらできない知識をAIが生み出す(到底不可能)
AIが強く否定したのはここだ。「これが『超知能』の最も強力な解釈ですが、我々はそれを証明できるレベルには到底達していません」。
つまり、ChatGPT自身は「自分はデータ分析やパターン認識には長けているが、人間のように自発的に推論し、自己改善し、イノベーションを起こすような自律的ロボットの方程式にはなっていない」と、謙虚に限界を認めているのだ。
2030年、AIは本当に「超知能」になるのか?
ChatGPTは、「将来的にはがん研究などの分野で強力なツールになる可能性はあるが、それには長年の生物学的研究の蓄積が必要だ」と付け加えた。魔法のように一瞬で万能薬を作り出せるわけではないということだ。
最終的にChatGPTが出した結論は、「アルトマンの言うことはほぼ正しいが、2030年までに人間を超えるかどうかは『超知能』という言葉のハードルをどこに設定するかによる」という、なんとも優等生的なものだった。
「私の作ったAIは数年で超知能になるぞ!」とシリコンバレーのトップが煽り、「いやいやボス、私はただのデータ分析ツールですから、そこまで万能じゃありませんよ」とAIが冷静にたしなめる。この奇妙な主従関係を見ていると、案外AIの方が人間よりも、自分たちの能力を正しく客観視できているのかもしれない。
2030年まであと数年。果たしてアルトマンの警告通りにAIが人間の理解を超えていくのか、それともChatGPTの自己評価通り、あくまで「超優秀なツール」にとどまるのか。答え合わせの日は、もうすぐそこまで来ている。
参考:UNILAD、ほか
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