多数の目撃証言、海岸を散歩する謎のヒューマノイド型生物が現る!

■5月20日 海岸上の謎の人型

 前回の目撃証言から2日後の5月20日、次の目撃者はネコチェア市内のアベニダ海岸線に面したマンションの11階に暮らすグアダルーペさんと娘のマルセラさん母娘だ。

「南から北の海岸に向かって移動する奇妙なものを見つけて、びっくりしてお母さんを呼んだの!」と娘のマルセラさんは興奮気味に語った。

 娘のマルセラさん(17歳)は5月20日夜22時15分をまわったころ、部屋の椅子に座ってネコチェア海岸を眺めていた。周囲には誰もおらず、周りを照らす照明もない暗い海岸にうっすらと浮かび上がる「人」を確認した。「こんな寒い日に海に出るなんて」と興味半分で覗いたところ、その「人」は衣類や靴など全く身に着けず、まるで空気中を滑るように移動していたため「これは人ではない」、と感じたマルセラさんはお母さんのグアダルーペさんを慌てて部屋へ呼んだそうだ。

 母のグアダルーペさんがバルコニーから外を眺めると、高さ1.6~1.65mほどの場所に半分ほど透けたとても空気のように軽い、人ではない「何か」を確認した。驚いた母娘は、もっとよく見えるようにと部屋の電気を消し、その「何か」を目で追うと、マンション前に置いてあるウッドデッキ前で何かを思案するように数秒間停止し、その後数メートル移動したのち砂州(さす)の前でふっと消えたそうだ。海へ入って行ったのか防波堤に行ったのかは分からないが、発見から見失うまでの距離約250mすべてを空中を滑るように移動していたそうだ。


■現れたのは同じヒューマノイド型の「人」なのか?

 この2件に共通する目撃状況を参照すると「とても冷える夜に誰もいない海」であった。またヒスパニックUFO研究協会では、海や海岸線で照明の使用について検証したところ、どちらにも照明機器などによる照射は存在しなかったことが分かった。また、両日とも目撃されたヒューマノイド型の「人」は明らかに海を歩き、空気中を滑るように移動していたという。

 もし両日ともに現れたのが同じ「人」であったとしたら、誰もいない暗い海で何を探して海岸をさまよっていたのか。そしてどこに消えていったのか……。
(文=福島沙織)

参考:「INEXPLICATA

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