貧乏人は地球から消える? 少子化問題の裏に潜む、富裕層の人類制覇計画! ユタ州一夫多妻判決と、タイ代理出産…つながる点と線
■現代版「一夫多妻」は金持ちの子だくさん! 富裕層の人類制覇計画
つい最近、日本でも奇妙な事件が起きた。IT大手の光通信の御曹司、重田光時氏がタイで代理母を使って15人(総数は不明。30人以上という報道もある)の子どもをもうけていたのだ。
代理母を募集、人工授精で妊娠、出産させていたこの事件。当初は幼児を使った臓器売買ではないかと黒い噂が飛び交ったが、どうやら本当に重田氏が大量の子どもを作りたかっただけということがわかり、尻つぼみに。不妊治療以外に人工授精を用いることがタイの法律に触れるため、その件での立件が検討されているという。
一説では「100人~1,000人の子どもが欲しい」と漏らしていたとされる重田氏。あまりにも突拍子もない計画に、贈与税逃れをするためという下馬評も吹き飛んでしまった。
彼が何を目的としていたのか、本人の足取りがつかめない今は想像の域を出ない。本人に会ったことがあるというカンボジア在住のライターは「とてもそんなことをする人には見えなかった」と漏らす。
ちなみに、06年にも東京都東大和市で若い女性10人と共同生活を送っていた男が逮捕されている。しかし、渋谷博仁容疑者は催眠術や占いによる脅迫で女性を洗脳、逃げようとした女性を催涙スプレーやスタンガンで脅していた。これは明らかに犯罪で性的な目的があったわけだが、重田氏の場合はそうした犯罪性は見当たらない。
あくまで噂の域を出ないが、重田氏はナチスの優生思想に近い考えで子どもを作ったのではないか?と言われている。自分の優れた血筋の子どもを増やし、生物学的な勝者となるのだ。
こんな噂も耳にする。ちょっとした金持ちの友人に聞いた話だが、「自分たちの優れた血筋で権力層を埋め尽くす」という冗談がママたちの間で交わされているのだという(ママ会で平然とそういうことを言うのだ、彼女たちは!)。たしかに、少子化と叫ばれている昨今でも、一部の富裕層では子どもは3人以上が常識だ。
このママたちの発言を真に受けて解釈するのであれば、「貧乏人は子どもも持てず、働いて一生を終えるが、私たち富裕層の女は、働くような愚かなことは貧乏人に任せ、子どもを何人も産んで優秀な血筋を増やそう」…というわけだ。冗談でも(本気かもしれないが)そういう考えが富裕層に広がっている以上、その考えを究極まで推し進めた重田氏のような人物は、現れるべくして現れたのかもしれない。
■少子化の切り札に一夫多妻? しかし、そこに待ち受けているのは…?
少子化について議論をすると、少子化の切り札として、富裕層の一夫多妻を認めようという意見が各方面からあがってくる。明治以前に常識だった妾を復活させようというのだ。収入の多寡が少子化の原因であるのならば、金を持つ男が持たない女性を囲い込み、子どもを産ませる。そして、持たない男たちは結婚もできず、子どもも作れずに死んでいくのだ。
あらゆる生命は自分の子どもを残すために全生命を賭ける。例外は先進国の貧乏人だけだ。なぜ先進国の若者は子どもを作らないのか? よく考えれば、その原因は税制であり法律であり、人権思想や個人主義の結果ではないのか。本当は…作らないのではない、作れないようにされているのではないか? 貧乏人の血筋を根絶やしにしようと、無意識にあるいは意識的に行っている連中がいるのではないか?
私たちは少子化の意味を労働力や人権などの表層ではなく、本当の根本から考え直す時期に来ているのだ。
(文=川口友万/サイエンスライター/著書『大人の怪しい実験室』)
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2024.10.02 20:00心霊貧乏人は地球から消える? 少子化問題の裏に潜む、富裕層の人類制覇計画! ユタ州一夫多妻判決と、タイ代理出産…つながる点と線のページです。一夫多妻、川口友万、少子化、コディ・ブラウンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで