「芸術家が命を懸けた作品を選ぶ」英ダークアート界の目利き美術商/インタビュー
2015.02.24 15:00
by Jean Marc LaRoche (フランス)
■私の心を揺さぶったダークアート
ジュージー 今日はお時間ありがとうございます。まずはご自身のことについてお聞かせ下さいます?
アルベルト 子どもの頃から美術が大好きで、よく美術館巡りをしていました。しかし年齢を重ねるうちに、既存の古典的な“ただ美しいだけ”の美術・芸術では満足しきれなくなってきたのです。もちろん、綺麗だけれど、訴えかけてくるものを感じられなかった。
でもインターネットのおかげで、世界中のアーティストや新しいアートに触れることができるようになりました。そして、私の探究心を満たし、心を揺さぶりかけてくるものに出会ったんです。それが通常の美術館などでは忌諱される、人間の暗闇を主題にしたダークアートだったんです。
ネットでギャラリーを始めたきっかけは、学生時代にウェブデザインを学び、ウェブの知識があったからでした。まずはブログで自分が気に入ったダークアートを紹介し始めました。すると世界中から多くの好意的なコメントが寄せられるようになって、いつしか趣味が仕事へと変わっていったのです。気がつけば、現在のサイズのギャラリーにまでなっていました。
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