“頭2つ”の子牛誕生、両方の頭でミルク飲む!! 4億分の1の奇跡=米
4つの目、そして2つの耳・鼻・口――。先週月曜日、米国フロリダ州ベイカー郡で、なんと2つの頭を持った子牛が誕生したとして話題になっている。
地元のニュース番組「First Coast News」が4月29日に報じたところによると、双頭の子牛が誕生したのは、畜産業を営むキャロリン・クルーズさんの牧場だ。
「ただただ驚きました。この辺りだけでなく、どこにもこんな牛を見たことがある人などいませんでしたから」
「このようなことが起こるなんて、夢にも思いませんでした」
クルーズさんは、初めて双頭の牛と対面した時の衝撃をこのように振り返るが、その後すぐに獣医の診察を仰いだという。ところが獣医の答えは、「長生きさせるためにできることは何もない」というものだった。
「双頭の牛は4億頭に1頭の割合でしか生まれないそうです」
「このような子牛が長生きできる運命にあるとは思えません」
「それに肺炎を患っているかもしれないのです。(先のことは)何ともいえません」(クルーズさん)
しかし彼女は子牛に“アナベル”と名付け、たとえ短い命であろうとも、生きている限り手厚く飼育することを決意。現在は1日に4回、両方の頭に対してミルクを与えている。アナベルの呼吸は荒く、頭部が重すぎて立ち上がることさえできないが、映像から見る限り2つの頭はそれぞれしっかりと機能しているようだ。
アナベルは「Polycephaly」(双頭、二つの頭)という状態で誕生したと考えられている。これは、受精卵の分裂(多胚化)が何らかの理由によって途中で止まってしまうことが原因で引き起こされる。つまり、本来アナベルは双子として生まれてくるはずだったということだ。なお、同様のケースは家畜だけでなく人間でも起こり得る。
クルーズさんのような心優しい飼い主のもとで生まれてきたことは、アナベルにとって大きな救いだったに違いない。短い一生かもしれないが、しっかりと天寿を全うしてほしい。
(編集部)
参考:「FIRST COAST NEWS」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊“頭2つ”の子牛誕生、両方の頭でミルク飲む!! 4億分の1の奇跡=米のページです。牛、牧場、フロリダ州、双頭などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで