21世紀の「コックリさん」?突如、流行しはじめた「チャーリーゲーム」とは?
最近、巷の女子高生の間で「チャーリーゲーム」なるモノが流行している。名前こそ“ゲーム”だが、その内容は「チャーリー」と呼ばれる悪魔を呼び出す降霊術だ。
降霊術といえば、1970年代に日本の小中学生の間で大ブームを呼んだ「コックリさん」が有名だが、今回は流行している「チャーリーゲーム」はメキシコが発祥地だといわれているだけあり、ちょっと変わっているようだ。
【チャーリーゲーム やり方】
・白い紙に縦と横の線を引き、4つのエリアを作る。
・エリアごとに「Yes」と「No」の文字を書く。この時「Yes」と「Yes」は対角の向きになるように書き込む。
・線の上に鉛筆を置く。鉛筆は十文字になるが、基本的にY軸の方の鉛筆が上になるように置くのが一般的。
・文字盤の前に座り、
「charlie charlie,are you here?(チャーリーチャーリー、アーユーヒア?)」
と問いかける。降霊に成功した場合、鉛筆が勝手に動き、鉛筆の先が「Yes」を指す。
・質問をすると鉛筆が動き、「Yes」か「No」かで答えてくれる。
・質問が全て終わったら、
「Charlie Charlie, can we stop?(チャーリーチャーリー、キャンウィーストップ?)」
と聞く。
・鉛筆の先が「Yes」とのところで止まったら、
「Good Bay(グッドバイ)!」
と言って、降霊術を終了する。
ちなみに「コックリさん」の時と同じく、霊が帰らない場合もあるらしい。そんな時には
「Charlie Charlie, go away!(チャーリーチャーリー、ゴーアウェイ!)」
と強い口調で叫んで、紙を破れば“強制終了”となる。
■正体はメキシコの悪霊! チャーリーゲームの恐ろしさとは?
「コックリさん」同様、儀式を途中で中断したり、強制終了しなかった場合は“チャーリー”に取り憑かれると言われている。
チャーリーというと親しげな名前だが、その正体はメキシコの神「テスカトリポカ」だそうだ。メキシコの神話によれば、テスカトリポカは世界の創造主のひとりで、土着の民衆は生贄として人間の生きた心臓を捧げていたという。その風習から、一部の人からテスカトリポカは悪魔だと思われているのである。
メキシコ地方がスペインに征服された後、テスカトリポカは「カルリートス」と呼ばれるようになった。そのカルリートスのスペイン語読みが“チャーリー”なのである。
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