ブラジル政府が封印した“人間の血を吸う”UFO?捜査員が謎の死を遂げた「ルス・チュパチュパ」事件
1947年の「アーノルド事件」以来、現在までに発生したUFO事件のなかには、地球人が、UFOそのものやUFOから現れた奇怪な生物に襲われるという事件が多数存在する。
特に有名なのはUFOからの怪光線で死亡した「エイモス・ミラー事件」、同じく怪光線で負傷した「ステファン・ミカラク事件」などであるが、ブラジルでは宇宙人の子をみごもった女性が腹を裂かれて殺されるという事件も報告されている。その同じブラジルの北部、大西洋に面するパラー州で、類を見ないような奇妙な事件が頻発したことがある。事件が最初に発生したのは、1977年7月のことだ。
■謎の吸血UFOパニック!!
このとき、パラー州の川沿いの小さな町ヴィセウで、奇妙な光体が多数目撃された。光の色がさまざまであったことや、音がまったくなかったことから、飛行機とは考えられなかった。
夜間に光点が多数目撃されるだけなら、UFO事件としてもそれほど珍しいものではない。パラー州の事件が特別なのは、これらの光点が人間を襲い、血を吸っていると思われることだ。ある目撃者は、こう話している。
「ある夜、円筒形の謎の飛行物体を目撃しました。すると物体は、自分に向けて青白い光線を発射し、それを浴びた途端全身の力が抜けていきました。脱力感が激しく、そのまま死ぬのではないかと思いました」
すぐに同じような事件が、パラー州の各地で頻繁に発生するようになった。UFOの形は円筒形だけでなく、球形や魚のような形などさまざまに報告されているが、目撃者たちは一様にUFOから青白い光線を浴びたと主張している。そして、光線を浴びると身体が麻痺して動かなくなり、体内の血が抜かれているように感じたという。頭がぼんやりして、身体のあちこちが痛くなり、時には皮膚が剥がれたりする。皮膚には小さな穴がいくつか残る。
実際、こうした被害者を調べたウェライデ・カルヴァルホ医師は、被害者の赤血球が減少しているのを確認したという。また同医師は、症状が放射線障害に似ていることも確認した。
やがてこの光体は、現地の言葉で「ルス・チュパチュパ」すなわち「ヴァンパイア・ライツ(吸血光)」、あるいは「悪魔の光」と呼ばれるようになった。また、しばしば海から現れたり、海に潜ったりするところも目撃されるようになり、時には人間に似た生物らしきものが現れることもあった。
暴れまわる吸血光の出現に、あたりの町村はパニック状態になり、人々は夜間一切外出せずに屋内で過ごしたり、光を追い払おうとして花火を打ち上げたりするようになった。なかには室内で餓死する者まで現れたという。
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