「新国立競技場の設計案がオカルトすぎる件」について説明します

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 12月14日、独立行政法人日本スポーツ振興センターから「新国立競技場整備事業に関する技術提案書」が公表された。今回発表されたのは、技術的、かつコストと工期を含めた要求水準を満たす、と確認されたA案とB案のふたつの応募案だ。これらは、今後、技術提案等審査委員会による審査の後に、関係閣僚会議による点検を経て、今月末には事業者(優先交渉権者)を選定し、建設に着手することが予定されている。


■B案がスピリチュアルすぎる? どこが?

 ところが、この公表されたB案の「技術提案書」にある「日本らしさに配慮した計画」という項目を読んでみると、建設予定地近くにある明治神宮が伝統思想に基づく聖地を創ろうとしたものであるとし、「それは深い森におおわれた内苑の自然と、そこから外に向けて力の噴出する外苑という二重構造をもっており、内苑と外苑が一体になって人間にとって大切な価値を守る『結界』をなしています」と、書かれている。またこの案は、純木製の列柱を用いるが、「純木製の列柱に囲まれたスタジアムは縄文的な力強い祝祭の場を生みます」とされており、さらに「宇宙を構成する諸要素とも言うべき、地、水、木、火、天空などによって構成されるスタジアムは、アスリートの根源的な力を引き出し…」と綴られているなど、どことなくオカルトチックな印象を覚えてしまう。

 この技術提案書を見たネットユーザーたちからはすでに「スピリチュアルかよ」「正気なのかな。びっくり」「なんだ、この案…」など、戸惑いの声があがっていた。

 しかし、このような意見に対し、日本の歴史などにも明るい西洋占星術師にして、精神世界研究家の神谷充彦さんは冷静な口調で「これは、まったく珍しいことではない」と話す。

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