ジャンヌ・ダルクがつけていた伝説の指輪が発見される! 600年ぶりにフランスに返還へ
■奇跡の発見、その経緯
英紙「The Telegraph」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、過去600年近くにわたり行方不明となっていた「ジャンヌの指輪」は、まだイギリスにあった。所有していたのは、ハリソンさんという医師の一家だ。1947年にジェームズ・ハリソン氏がわずか2万8,000円で購入してから、子どもたちに受け継がれてきたものの、それが歴史的に重要な品だと考える者など誰もいなかったという。
事態が急転したのは昨年のこと。ロンドンのタイムライン・オークションズのサイトに掲載されていた「ジャンヌの指輪」に関する情報をハリソン家の1人が偶然目にし、一族の手元にある指輪の特徴と一致することを発見。“指輪をフランスに取り戻す”ことを目指してきたピュイ・デュ・フー財団に鑑定を依頼したところ、これが伝説の「ジャンヌの指輪」そのものであることが判明したのだ。
■喜びに沸くフランス
そして先月26~27日、「ジャンヌの指輪」はタイムライン・オークションズで競売にかけられた。アメリカやイギリス、そしてフランスの古物コレクターたちによる熾烈な競争の末に落札したのは、なんと前述のピュイ・デュ・フー財団。開始価格の実に30倍、4,800万円で競り落とされたという。
かくして「ジャンヌの指輪」は、600年の長い旅を終え、晴れてフランスへと帰国する運びとなった。母国では、「国の宝が凱旋する」と各メディアが興奮気味に報じているが、特に極右政治団体「国民戦線」の党首マリーヌ・ル・ペン氏などは、ツイッターで喜びを爆発させているようだ。
ジャンヌ・ダルクとともに数々の戦いをくぐり抜けてきた指輪――。まるで600年の時を物語るようなその渋い輝きに、フランスのみならず世界中の人々が魅了されている。
(編集部)
参考:「The Telegraph」、「The Daily Mail」、「EXPRESS」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊ジャンヌ・ダルクがつけていた伝説の指輪が発見される! 600年ぶりにフランスに返還へのページです。戦争、オークション、指輪、フランス、ジャンヌ・ダルクなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで