秋葉原通り魔事件犯人の作品も…! 日本の死刑囚の絵画展開催者に聞く「絵の特徴や制作環境」
3年前に大きな話題となった死刑囚の作品展が新作を交え、グレードアップして戻ってくる。「死刑囚も絵を描くのか」「その絵はどんなものだろう」「あの凶悪犯がいったいどんな絵を描くというのか」など、さまざまな妄想がかき立てられ、ぜひとも観てみたくなる。
この作品展は、2013年に鞆の津ミュージアムで行われ、2016年4月29日から、その第二弾となる『極限芸術2~死刑囚は描く~』展が、広島・福山のクシノテラスで開催される。
死刑囚の作品展の仕掛人である櫛野展正氏は、大学卒業後に社会福祉施設に就職し、障害のある人たちへの表現活動のサポートを始め、2012年、鞆の津ミュージアムのオープンとともに、キュレーターとして迎えられた。その1周年に開催されたのが大いに話題となった『極限芸術~死刑囚の表現~』展であった。現在は、独立してクシノテラスをオープン、その最初の展示となるのが、今回の『極限芸術2』展なのである。さっそく、櫛野氏に話を聞いた。
――今回の『極限芸術2』の見所、期待の新作などについて教えてください。
櫛野「2013年の『極限芸術』と同様、今回も『死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金』という団体から作品を借りています。さらに他の団体からも出展があったり、今までご紹介出来なかった作品があったり、新たに絵を描き始めた人がたくさんいらっしゃたりと、前回の『極限芸術』にプラスαで新作も見せていきます。今回、初出展となるのは、知的障害がある松本健次さん、元オウムの広瀬健一さん、秋葉原連続殺傷事件の加藤智大さんら。また、今回の展示では、初めて図録を作ろうと思っています。いままで死刑廃止を訴えるために作られた書籍はありましたが、美術分野に立脚した展覧会図録は出ていなかったので。いま、図録の制作も進めているところです」
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