ネッシーの正体は3億700万年前の謎の古代生物「トゥリモンストゥルム」だった?

ネッシーの正体は3億700万年前の謎の古代生物「トゥリモンストゥルム」だった?の画像1画像は「GeoBeats News」より


 3月、「3億700万年前の謎の古代生物『トゥリモンストゥルム』が、無脊椎動物ではなく脊椎動物だったことが、背骨らしきものが見つかったことで判明。ヤツメウナギのような生物だった可能性が高いと話題になった。

 だがこの「トゥリモンストゥルム」にネッシー説があるというのはご存知だろうか?


■世界一有名なUMA「ネッシー」

 世界で最も有名なUMA「ネッシー」は、イギリス最大の淡水湖・ネス湖に棲息している、体長20メートルの首長竜のような姿をした巨大水生獣だ。最初の目撃談は、6世紀の書物に記されたものだが、その存在がリアルになったのは、1933年以降。ネス湖に国道が開通したことにより、目撃情報が一気に増えたのだ。

 1934年には、湖面から姿を現したネッシーの写真(通称:外科医の写真)が英紙に掲載され、一大センセーションを巻き起こす。だが、後に潜水艦の模型を使った捏造であったという証言もあり、真偽のほどは定かではない。しかしその後も、多数の写真や映像が撮影されたり、目撃談が相次いで報告されたりしたため、ネッシーの存在を巡っては未だに大論争が続いており、その姿から「恐竜の生き残り説」も出てきたのだ。

 そして、ネス湖には過去に、恐竜とは言いがたい「奇妙な生物が生息していた」という記録があったのだ――。

■巨大なかたつむりのような生き物?

 1933年7月22日、夏の午後。ハイランド地方での休暇を楽しんだジョージ・スパイサー夫妻は、ロンドンへ車で帰宅途中だった。夫妻がインヴァーネスからフォート・ウィリアムへ通ずる南道を通っていた時。前方200メートルに、太い木の幹のような物体が道路を塞ぐように横たわっていた。

 灰色の胴体から長い首が生えており、高さは1.5メートルほど。うねるようにして道路を横切っていった。スパイサーは後に、「長い首がついたカタツムリのようであり、何ともおぞましい生物だった」と証言している。

 また、1974年6月7日、怪獣ハンターのフランク・サールはカナダのケベックから来た女性と一緒に怪物を目撃している。バシャバシャと激しく水打つ音が聞こえたので見てみると、体長60センチの2頭の動物がいた。まるまるとした胴体から長い首が伸びていて、小さい頭からは目が飛び出ており、しっぽを蛇のようにくねらせていた。そして、胴の両側には根株のような足がついていたという。彼らの気配に気がつくと、その動物はカニのような動作で湖の中に消えていったという。
 
 この2頭の動物は、さきほどのスパイサー夫妻が目撃した奇妙な生物の子どもなのではなかろうか。子どもがいるということは、オスとメスもいるということだろう。

 このように、ネス湖では幾度となく奇妙な形態の生物が目撃されているのだ。

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