15歳少年が、古代マヤ文明の遺跡発見?グーグルマップを用いた画期的アプローチ
西暦300年~700年頃の遺跡と推測され、もし本物であればこれまでに発見されているマヤ遺跡の中で5本の指に入るほどの規模の大きさを誇るものになる。期待を込める意味もあり、この遺跡に古代マヤの言葉で“K’aak Chi(火の口)”と名づけた。
■専門家から疑問の声が噴出
カナダ宇宙局と同国ニューブランズウィック州立大学の遠隔測定専門家アルマン・ラ・ロック博士もウイリアム君の説を後押しし、「中学生が古代マヤ文明の『失われた都市』を発見!!」とウイリアム君は一躍時の人となったのだが……。
しかしその後、古代中央アメリカ文明(アステカ、マヤ、テオティワカン等)を専門とする人類学者や考古学者らから疑問の声が続出することになる。今回発見された地域は人が入れないほどの奥地ではなく、規模が大き過ぎで新発見の可能性は非常に低いとの指摘に続き、衛星画像で四角く見えるものは実は耕作されていない畑(休耕地)ではないか、との見方が示されている。
しかもそんなに年代を経ていないものだとし、最近ではこの“休耕地説”のほうが有力となっているようだ。星座との関連性についても、現時点ではマヤの天文学はまだわずかしか解明されておらず、マヤ文明で特定されている星座もいったいどの星がいくつで各星座を構成しているのか判明していないため、関係を結論づけるのは不可能だ、と手厳しい批判に晒されている。
残念ながらウイリアム君の仮説は立ち消えになりそうだが、マヤ人が天文学に通じていたことは事実であり、これまで誰も気付かなかった星座の配置と都市計画の関連性に着目した点には脱帽だ。
若干15歳のウイリアム君が研究に費やした時間はなんと3年! この類稀まれな探究心と実行力、そして粘り強さがあれば、将来的には世紀の大発見も夢ではないだろう。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、「Gizmodo」、ほか
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