UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿

■比較検討

 さて本物のUFOであることのもうひとつの根拠に、いろいろな空中を飛ぶものとの比較をしてみる。

●トンボの可能性

 まずどこにでもいるトンボとの比較をしてみる。

 トンボは長い2対の翅(はね)を持つ。これをそれぞれ交互に高速ではばたかせて飛行する。SID-1で何度か撮影されたトンボをみるとはっきり2対の翅が羽ばたいているのが分かる。

UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿の画像2東京湾を背景に飛ぶトンボ。(動画からの切り出し)

 トンボの飛行速度は最大で70Km/hから100Km/hということだが、移動するトンボの場合、トンボがたまたま記録された動画を見ると、1フレームだけに現れて瞬時に消えるような動きは当然のことだが一回たりともなかった。これらのことから明らかにトンボの種類ではないと考えられる。

●ヘリコプターの可能性

UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿の画像3高速で飛ぶヘリコプター。(動画からの切り出し)。 底部は円形ではない。形状はまったく異なる

 それでは次にほぼ同じ場所の空中を飛行するヘリコプターと比べてみるがこれも明らかに違う形状の物体であることが分かる。

 ヘリコプターの速度は日本で取材用に使用されているものだと200Km/hから300Km/hくらいらしい。飛行高度は東京の場合は航空法の規定として建物の300m以上の飛行となっている。目安として東京上空(スカイツリーを除く)では通常600mあたりの飛行だということだ。

 SID-1がたまたま撮影したいくつかのヘリコプターの動画には、かなりの高速で移動するヘリコプターが全てのフレームに連続記録されており、1フレームだけに現れて瞬時に消えるような不自然な動きは当然のことだが確認することはできなかった。底部は円形ではないし形状はまったく異なる。これらのことから明らかにヘリコプターではないことが分かる。

●鳥の可能性

 次に昔からUFOとよく誤認される鳥と比べてみよう、いくつかの鳥の動画を調べてみたがこれも明らかに違う物体であることが分かる。

UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿の画像4東京湾上空を飛ぶ鳥。(動画からの切り出し)。明らかに異なる形状であることが分かる。底部は円形ではない

 当然動画には移動する鳥がしっかり連続記録されており、たとえ近接距離でも1フレームだけに現れて瞬時に消えるような動きはまったくなかった。やはり明らかに鳥でもないことが分かる。

UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿の画像5別な鳥の画像。急上昇している。(動画からの切り出し)。明らかに異なる形状であることが分かる

●ドローンの可能性

 ドローンの誤認の可能性はどうだろう。

UFO動画のホンモノとニセモノの見分け方・決定版! 宇宙現象観測所センター所長寄稿の画像6ドローンのほぼ同じ角度での画像(参考:各メーカの写真等から引用)と今回のUFO画像を並べてみた

 最後にドローンの可能性だが、最近のドローンはスピードレース用のものは140Km/hの高速飛行が可能なものまで出てきている。

 しかしすでに述べたように速度が200Km/hから300Km/hのヘリコプター、100Km/hから150Km/hのハト、130Km/hのタカ、あるいは70Km/hから100Km/hのトンボでさえ当然動画には移動した航跡がはっきり記録されており、近接距離でも1フレームだけに現れて瞬時に消えるような動きはまったくないことが確認されている。今回のUFO には驚くことにその航跡がまったく記録されていないのだ。

 しかもドローンの場合は機体を空中で安定させる目的でローター用の腕が最低でも4本、多い場合は8本とかそれ以上存在する。また、離着陸用のギア(足の部分)も必ず付いているが、今回のUFOは腕のようなものが2本だけである。着陸用ギアも認められない。今のところ知る限りそんなドローンは存在しない。これらのことからしたがってドローンの可能性もまったくないことがわかる。

 また、東京上空の場合は、都立の公園及び庭園など公の場所ではドローンの飛行は禁止となっている。都立公園条例「管理に支障がある行為をすること」に該当するとして、2015年4月28日付で東京都の81ヵ所の都立公園・庭園では飛行禁止になっている。2015年12月からは改正航空法が施行され航空法施行規則236条で定められた空港周辺の空域と150m以上の空域、及び人口集中地区ではドローンを含む無人航空機の飛行を全面的に禁止している。


■結論

 今回、紹介したUFOの画像はCGでも作り物でもなく、自動観測撮影ロボットSID-1が捉えたホンモノだ。TV番組収録の際にはスタジオ内にいた、およそ100名以上の人たちがこの画像を見た瞬間「おおおおおっ!!」と驚嘆の声を上げていたほどだ。UFOは存在する!と確信できる画像である。

 今この時間にもSID-1はその“眠らないレンズ”で自動観測を続けている。すでに紹介したケース以外にもいくつかの不思議な現象、物体を観測している。今後も機会があれば報告していきたい。
(文=北島弘:宇宙現象観測所センター所長)

宇宙現象観測所センター(SPOC)とは?

 宇宙現象観測所センター(SPOC)は、地球の大気圏内の宇宙や空中で発生しているさまざまな不思議な現象や物体、なかでもUFOを積極的に補足して記録していくという意図のもとで設立された世界でも類を見ない初の試みである。(MUFONもその威力の凄さを認めている)

 宇宙現象観測所センター(SPOC)で構築した自動観測撮影装置ロボットSID-1は観測を開始して以来UFO以外にも流星、不思議な光、UFC、カミナリあるいはIFO等、宇宙や空中を移動するものを自動で検知し録画記録している。

 このSID-1は移動設置可能なので世界中どこでも観測可能だ。SID-1が撮影した画像データの画像解析・分析も専用ソフトで実施している。SID-1が撮影した画像の一部は宇宙現象観測所センター(SPOC)で公開している。

Space Phenomena Observatory Center (SPOC) (http://spacephenomena.blog.fc2.com/)で随時アップデートしている。一部YouTubeでも公開している。

 また、SID-1はUFO以外にUFC、鳥の編隊飛行、様々な自然現象や天文現象も記録することが可能だ。ご希望の方には同等のシステムを有償にて構築させていただく。

Space Phenomena Observatory Center(SPOC) 宇宙現象観測所センター(SPOC)
http://spacephenomena.blog.fc2.com/

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Space Phenomena Observatory Center(SPOC) 宇宙現象観測所センター
所長兼CEO

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