腰から歯が生えた女、人骨を栄養にする木…世界のゾッとする考古学的発見10選!
5. 中世における不気味な愛情表現
死後も一緒にいられますように……。一見微笑ましい仲の良い夫婦のようだが、中世で流行した埋葬方法はなかなかエグい。先に亡くなった夫または妻の心臓を取り出し、薬品や香油などで防腐処理を施された後に壺や装飾された専用の容器に埋め込むのである。
そして後に亡くなった方の遺体と一緒に埋葬されるのだ。これは当時はごく一般的だったといい、“ロマンチックな埋葬方法” であったとのこと。
6. 木の中の骨
1000年前の殺人事件か? アイルランド・コルーニーにある、人間の骨を栄養として成長していたブナの木があった。去年、樹齢215年の木が冬の嵐で倒れてしまったが、露出した根に絡まっていたのはなんと大量の骨。
西暦1030年から1200年の間に亡くなった少年のものではないかという。この発見が怖ろしいのは男の子の肋骨と手にナイフで刺された痕があるところで、その傷の深さから、まだ幼い少年が激しい殺意で襲われて埋められた背景に当時の何か深い闇があったに違いないと、現地では悲しみと不気味な空気に包まれているという。
7. ネアンデルタール人のカニバリズム(食人)
2010年に研究者らはスペインの洞窟で、あるネアンデルタール人の家族の骨を発見した。調査の結果判明したのは、彼らにカニバリズムの習慣があったことである。
骨は成人女性のものが3体、成人男性のものが3体、10代のものが3体、そして幼児2体と乳幼児1体であったが、おそらく他のネアンデルタール人のグループに襲われて“食事” にされてしまったと推測されている。実はネアンデルタール人の人食いの証拠は他でも発見されており、食物の確保が難しい状況では彼らは互いに貪り食っていたようである。
8. 古代の未解決事件
43万年前の亀裂の入った頭蓋骨がスペイン・アタプエルカ山にある洞窟で発見された。洞窟ではその他にさまざまなヒト種の28体もの骨が発見されていて、故意にその場に集められたものと考えられているという。
被害者(?)の性別やヒトの種族すらも判断は難しい状況だが、専門家らは頭蓋骨についた傷が落下によるものかそれとも死後損傷によるものかも説明できないとしている。凶器は槍もしくは斧である可能性があるが、今となっては犯人はおろか、骨の身元も特定できないことだけははっきりしている。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊腰から歯が生えた女、人骨を栄養にする木…世界のゾッとする考古学的発見10選!のページです。儀式、ミイラ、遺跡、骨、史跡、発掘、Maria Rosa.S、考古学的などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで