北欧神話最強の武器ミョルニルがデンマークで出土! 神話ヲタが徹底解説!

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 北ヨーロッパの一国デンマークにある、10世紀に「ヴァイキング」と呼ばれる集団が暮らしていた遺跡から、長らく研究者の間で議論の対象となっていたある出土品について、3年ほど前に最終的な結論となる決定的な証拠が発掘されましたが(英紙「Daily Mail」2014年7月1日付)、このことがヴァイキングとミョルニル(トールハンマー)を理解する上で、重要な意味を持つことは一般にはあまり知られていません。

thorhammer_06.jpgトール「Wikipedia」より引用

 この議論とは「ヴァイキングの遺跡から数多く見つかっている、彼らが信仰していた北欧神話の神、トールの武器ミョルニル(トールハンマー)に似たアクセサリーは、果たしてミョルニルの模倣品なのか否か」というものです。

 画像は18世紀の写本に描かれているトールで、手に持っている金槌のようなものがミョルニルです。

thorhammer_01.jpgミョルニル「Daily Mail」より引用
thorhammer_02.jpgミョルニル「Daily Mail」より引用

 そして、このデンマークの遺跡から発掘されたミョルニルのアクセサリーのひとつに、ヴァイキングが使っていた古代文字「ルーン文字」で「Hmar x is」、英語訳で「This is a Hammer(これはハンマーだ)」と彫られていたのです。

 この発見によって「ヴァイキングの遺跡から出土する、ミョルニルのようなアクセサリーはハンマーを模したもの」、すなわち「彼らの信仰していた神トールの持っているハンマー、ミョルニルを模したもの」という結論に至り、議論に終止符が打たれました。

thorhammer_03.jpgミョルニル「Wikipedia」より引用

 さて、こちらはデンマークのすぐ近く、スウェーデンのとある遺跡から出土した、「ミョルニルを模したアクセサリー」です。古代北欧の人々はお守りとしてこのアクセサリーを作っており、その習慣は現在まで伝わっています。

 写真を見比べて頂ければ一目瞭然。ほぼ同じ形をしており場所も近いのだから、ヴァイキングのアクセサリーもミョルニルを模したもの、と考えるのが自然ではないか、と思われるでしょう。

 ですが「長らく研究者の間で議論の対象となっていた」と先述した通り、歴史的な事情から、そう簡単に断定することができなかったのです。

コメント

1:匿名 2017年2月6日 00:52 | 返信

口伝系とかは面白い文化の痕跡が残りにくいのが残念。でもそこが神秘的でひきつけられちゃうね!

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