【奇病】 野菜しか食べてなくても急激に太る病「ローハド/ROHHAD」―7歳息子は何かがおかしい
■トライアスロンに打ち込む
ジェイク君のトライアスロンのトレーナーであるマット・アゾパルディ氏は、「ジェイク君は非常にポジティブでやる気にあふれて、トライアスロンに打ち込んでいます」と語る。またジェイク君は本当に可愛らしいので、彼が背負っているものを見るのは余計に悲しいと言う。そしてジェイク君の家族は、彼が可能な限り普通の生活を送れるように努力しており、彼らに同情と賞賛が混じった気持ちを抱いていると胸の内を明かした。
ジェイク君の夢は、昨年のトライアスロンワールドシリーズで英国代表だったアリスタートとジョニーのブラウンリー兄弟に会うことだ。しかしジェイク君はROHHADのために旅行はできない身体だ。
また母親のマルスカさんは地元メディア「マルタ・インディペンデント」紙に、彼女と夫は息子を肥満へと導いた両親として他人から批判的な目で見られることが多いと語った。そのためマルスカさんたちは、ホルモン異常による肥満もあるという認識を高めるために、ジェイク君の話を人々と分かち合おうと決心したという。
ジェイク君の話がマルタ島のウェブサイト「LovinMalta」に掲載された後、マルタの起業家ヒューゴ・チェットクチ氏はジェイク君の夢の実現を手伝うと発表した。彼は、「ジェイク君の夢は実現不可能なものではありません。うまくいけばブラウンリー兄弟はジェイク君に会いに来られるかもしれません。マルタ島では皆が助け合っているので、私は自分のやれることをしていきたいと思うだけです」と語る。
わずか7歳で病気と闘いながら、トライアスロンに挑戦し続けるジェイク君のスピリットは素晴らしい。ジェイク君がROHHADの最長余命記録を塗り替えることを願ってやまない。
(文=三橋ココ)
参考:「Oddity Central」、「NORD」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【奇病】 野菜しか食べてなくても急激に太る病「ローハド/ROHHAD」―7歳息子は何かがおかしいのページです。ホルモン、肥満、難病、三橋ココ、ROHHADなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで