世界の指導者はどうしてソックリさんばかりなのか!? 遺伝子レベルで分析してわかった衝撃の共通点
■平壌の酒場にて
こんな話がある。平壌の酒場で1人の男が叫んでいた。
「あの、おかしな髪形のデブの暴君のおかげで俺たちの生活がおびやかされているんだ。核ミサイルで世界を脅せばいいだって? 勘違い野郎が!」
すると即座に秘密警察が近づいてきた。
「お前には国家反逆罪の容疑がかかっている。言ってみろ。誰の悪口だ?」
男は言った。
「ドナルド・トランプのことですよ。誰のことだと思ったんですか?」
これは実はただのオープニングジョークではない。北朝鮮とアメリカというまったく異なる場所で、世代も生まれ育ちもまったく異なるふたりの暴君の外見の特徴がそっくりなのは、どうやら偶然ではないらしい。
■世界の指導者はソックリさんばかり!?
実は、このような例は意外と数多く報告されている。トランプと大統領選を争ったヒラリー・クリントンはドイツのメルケル首相と顔つきがそっくりだ。そしてオバマ前大統領は、インドネシアのウィドド大統領と外見がそっくりなのである。
陰謀論の世界では、「オバマ大統領が少年時代をインドネシアで過ごした頃にクローンと入れ替えられた」というが確信はない。それにしても、同じ顔をした人物が、アメリカとインドネシア、それぞれ異なる場所で2億5千万人の国民の中からトップに選ばれたのは偶然なのだろうか。
日本でも安倍晋三、佐藤栄作、岸信介という名字がまったく違う3人の首相の外見がとてもよく似ていることが知られている(安倍晋三が岸信介の孫である点を差し引いても)。
■顔が似ている秘密は遺伝子にあり!
マズローによれば、人間社会で権力争いに勝つ資質も、サル山でボス猿が権力を握る資質とまったく変わらないそうだ。生まれながらに闘争本能が強く、隙あれば相手をマウンティングして、ぼこぼこにしてやろうとする強いオスがサル山の頂点に立つのだが、どの猿山でもボス猿はやっていることが同じうえ、その顔つきも常に変わらないらしい。
猿山のトップに立つ猿の顔が似ているのも、政治の世界でトップに立つ人間の顔が似ているのも、どうやらその原因は共通の遺伝子が作用しているためらしい。
ご存知のとおり、ヒトゲノムは23対の染色体で構成される。その中で権力者的な性癖をつかさどる遺伝情報が載っている染色体(遺伝子対)が、たまたまなのだが、その人の顔つきを生み出す染色体と同じゲノム上に載っているらしいのだ。
これは血液型占いがよく当たることと同じ現象だ。これも血液型を決める染色体と人間の性格気質を決める染色体が同じゲノム上に載っているからよく当たるのだ。
つまり、権力者と顔つきが似ている人物は、やはりよく似た権力者の性癖を持って生まれてくる。だから権力争いの過程で、みな非常によく似た行動をとり、そして結局は権力を手にするらしい。
では、この話から学べる教訓とは何か? 職場の上司がどんなに嫌な上司でも、顔つきがトランプ大統領や金正恩など世界のトップに似ていたら、服従しておいたほうがいい。なぜなら彼はきっと社長になる。そしてその頃には、従順な部下のあなたも、常務くらいまでは一緒に登りつめることができるかもしれないのだ。
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