人を自殺させるキノコからワライタケまで… 天才中学生キノコ博士が明かした「最凶猛毒キノコ4選」がヤバすぎる!!(インタビュー)

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3. ドクササコ

 どこにでも生えている普通のキノコのようで、美味しそうにも思えるのですが、とても恐ろしい毒キノコです。食べると2週間くらいの潜伏期間を経て、全身を“火箸で刺すような”猛烈な痛みが襲い、その状態が1~2カ月も続きます。ドクササコの毒で直接命を奪われることはほとんどないのですが、激痛を耐え切れずに自殺してしまうなどの二次的死者が何人もいたそうです。つまり、死よりも苦しい痛みを味わうということです。


4. シャグマアミガサタケ

TGWATG_9.jpg画像は「Wikipedia」より引用

 これも生の状態で食べると確実に死んでしまう超がつくほどの猛毒キノコなのですが、きちんと調理することで、毒性をすべて抜くことができます。ただ、これが逆に厄介な点です。フィンランドなどでは缶詰も売っているのですが、毒抜きが不完全で食べた人が死んでしまう例が後を絶ちません。また、調理中の湯気にあたることもあるので、食べることはオススメしません。


和田  キノコの毒には、興味深い点がたくさんあるんです。人間での中毒例はないのに、牛が中毒を起こしてしまったウツロイイグチなどの例や、引きつって笑いが止まらなくなるワライタケなど、幻覚作用や覚醒作用をもたらすため麻薬に指定されているものもあります。それに、人間に効く毒でも、虫には効かないという例も多数あります。だから「虫食いがあるキノコは食べられる」というのは迷信なんですね。胞子を運んでもらうために虫を殺さないようにしているのかもしれません。

 また、スギヒラタケのように、ずっと食用キノコとして親しまれてきたにもかかわらず、十数年前から急に食べた人が病気を発症するようになったケースもあるんです。なぜ変化したのかは不明ですが、これが突然変異だとしたら、『ディストピア パンドラの少女』のタイワンアリタケのように、突然人間に感染するように変わることもあるかもしれません。


■天才キノコ博士の驚くべき視点

TGWATG_10.jpg和田匠平さん(撮影:編集部)

――キノコにはまだまだ本当に謎が多いのですね。では、和田さんが一番好きなキノコを教えて下さい。

和田  とても難しい質問ですが、今のお気に入りはスナジホウライタケです。砂浜に生えている植物に寄生する珍しいキノコで、植物によって殺してしまったり、殺さなかったり……その複雑な共生関係について研究中です。このように、キノコを深く調べるためには、周辺の環境やほかの生物との関係について知る必要も出てきます。

――もはや完全に学者ですね、日本学生科学賞で内閣総理大臣賞を受賞されたことも納得です。恐れ入りました。では、これは究極の質問かもしれませんが、キノコと意思疎通ができるとしたら、和田さんはどんなことを聞いてみたいですか?

コメント

1:匿名 2018年11月2日 02:54 | 返信

すごいなぁ。
わかりやすくて面白い。
この中学生博士(?)の話をもっと聞いてみたいと思った。
将来、さらに自由に研究できる環境に身を置けるよう願っている。

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