人間の意識が宇宙を形成する「参加型宇宙論」にガチ進展! この世は全て“想像の産物”、人間こそ“絶対的主役”、過去も変えられる可能性
箱の中の猫が生きているのか死んでいるのかは“観測”によって決定されるという、ある意味で衝撃的な認識を我々に突きつけているのがご存じ、量子論の知見である。そしてこの広大な宇宙もまた、我々の観測に基づく意識によって形作られているのだと主張する声が、日増しに強まってきているようだ。
■人間の意識が宇宙を形成する「参加型宇宙論」とは?
そもそも近代に入るまで人類は正確な世界地図を持っていなかったが、今日ではGPS技術を活用した測定で地球上のどの地点も正確に特定することができるまでになっている。地球上の地理情報をここまで把握できるようになったのは、人類がそう望んで深く関与してきたからにほかならない。

そして現在、我々がその実態を詳細に知ろうと望み積極的に関与し“参加”しているのが宇宙開発である。宇宙の謎にチャレンジ真っ最中の人類だが、そもそもこの宇宙は未踏の“開拓地”などではなく、我々の“想像の産物”なのだと主張する声が根強いことはご存じだろうか。これは参加型宇宙論(participatory universe)や参加型人間原理(participatory anthropic principle)と呼ばれている考え方で、アメリカの物理学者、ジョン・ホイーラー博士(1911年-2008年)が最初に提唱した。
アルベルト・アインシュタインの共同研究者でもあり、「ブラックホール」や「ワームホール」の概念を最初に定義した人物としても知られるホイーラー博士は現代物理学に多大な功績を残しているのだが、意外なことに科学界のメインストリームが唯一判断を保留しているホイーラー博士の理論がこの参加型宇宙論である。

参加型宇宙論は人間の観測によって宇宙が形成されているのであり、その逆ではないとする考え方で、その根底には宇宙の絶対的“主役”が我々人間であるという人間原理がある。この理論によれば宇宙は探検して開拓するものではなく、我々の意識が作り上げたものなのだ。そして1978年には実験装置を使って、人間の観測が過去の現実を変える可能性を示している(ホイーラーの遅延選択実験)。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊人間の意識が宇宙を形成する「参加型宇宙論」にガチ進展! この世は全て“想像の産物”、人間こそ“絶対的主役”、過去も変えられる可能性のページです。量子論、仲田しんじ、意識、人間原理、人知原理論、参加型宇宙論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング05:35更新
- ・テレビカメラの前でウランを食べた核化学者
- ・22万人が死亡した「死の津波」、観光客が捉えた“生々しすぎる”映像
- ・人類は「冬眠」できるのか?体内に眠る“スーパーパワー”遺伝子
- ・「火星のリーダーはイーロン」70年前に予言されていた!?
- ・海の近くに住む人は長生きする?「水辺と寿命」の意外な関係
- ・「環太平洋火山帯」一斉噴火は近いのか?
- ・恒星間天体「3I/ATLAS」は“エイリアンの探査機”か?
- ・太陽系の果てに「第9惑星」は存在するのか?
- ・3つ子の人生を狂わせた非人道的社会実験
- ・「バルト海の異物」に新展開か
- ・人類文明の崩壊は「もはや不可避」?帝国滅亡の“不気味な法則”
- ・テレビカメラの前でウランを食べた核化学者
- ・22万人が死亡した「死の津波」、観光客が捉えた“生々しすぎる”映像
- ・フォールリバーの悪魔的殺人事件 ― “サタニック・パニック”が生んだ冤罪の闇
- ・シャンプレーン湖の怪物「チャンプ」か!?“黒いこぶ”が泳ぐ衝撃映像
- ・少年39人が死亡した残酷な“成人式”
- ・人類は「冬眠」できるのか?体内に眠る“スーパーパワー”遺伝子
- ・「火星のリーダーはイーロン」70年前に予言されていた!?
- ・海の近くに住む人は長生きする?「水辺と寿命」の意外な関係
- ・「契約の箱(アーク)」の謎に迫る大発見、聖書の記述と一致する神殿跡