沖縄・石垣島は「ドラッグの聖地」だった! コミューン内ではマジックマッシュルームの自給自足も…徹底取材!

眩いばかりに輝くセルリアンブルーの海。肌を焦がすような灼熱の太陽。東京や大阪などといった都会で働いているサラリーマンにとって石垣島は、「楽園」のようなところだ。そんな石垣島で、元・女優の高樹沙耶が自宅で乾燥大麻を隠し持っていたとして、厚生労働省の麻薬取締部に現行犯逮捕されたのは、昨年10月のことになる。
石垣島が「ドラッグの聖地」となっていることは、意外にもあまり知られていない。このようになったのは、今から40年以上も前のこと。1970年代前半、都会の生活を捨てて沖縄の離島などに渡ったヒッピー風の若者や大学生は、石垣島など、沖縄の島々にコミューンを作って、自給自足のような生活を始めた。ヒッピー風の若者は、東京や大阪などにいたときもドラッグを手にしていたが、コミューンを作ってからもその姿は変わらなかった。


時は流れ世代も交代し、コミューンはなくなったが、石垣島が「ドラッグの聖地」であることに変わりはない。現在、ドラッグを目的として石垣島を訪れているのは、キャンパーやフリーター、大学生などだ。彼らの多くは、市営キャンプ場などにテントを張り、マリファナ(乾燥大麻)のジョイントをくゆらせている。また、島の北東部にある牧場に自生しているマジックマッシュルームを採ってきては、卵焼きなどを作ってトリップしている。もちろん、マリファナを吸引したり栽培したりすることは違法だ。マジックマッシュルームを採取することについても同様だ。ある事情通に話を聞いた。
「石垣で暮らしている人たちのほとんどは、自分たちで栽培しています。その場所は秘密ですが、石垣は山が深いので、どこでも栽培することができます。人の手の入っていないところがあちこちにあるんです。沖縄本土からブツが流れて来ることはほとんどありません。自分で栽培したものを繁華街で売っている人もいますよ。キャンパーやフリーターなどは、こういった人たちから買っています。昼間から堂々と『お店』を出している人もいますね。普通の観光客には分かりませんけどね(笑)」
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