マヤ文明の末裔がジャワ島に渡来していた!? ピラミッドに共通点多数発見、現地調査で見えた“知られざる真実”
インドネシアのジャワ島中部には、ホロブドゥール寺院群やプランバナン寺院群などの世界的に知られる石造建築遺跡があり、世界遺産にも登録されている。また、これらの寺院のほか文化的に隔絶されたヒンドゥー寺院遺跡もあるのだが、そこに大きなミステリーが眠っている。
というのも、なぜか同遺跡はかつて中南米で栄えたマヤ文明のピラミッドと実によく似ているのだ。いや、むしろレリーフなどはマヤ文明そのものという趣だ。まるでマヤ人の末裔が、長い航海の末にジャワ島にたどり着き、これらの遺跡を建造したように思えてくるほどである。今回は、現地に何度か赴いた筆者の体験を交えて、この謎に迫ってみたい。
■「マヤ人ジャワ島渡来説」を探るため、現地入り!
1994年から1年半ほど、筆者は東ジャワのマディユンという町でSEとして働いていたことがあり、週末になると1人でホロブドゥール寺院群やプランバナン寺院群などに足を運んでいた。筆者が滞在していたマディユンは、ジャワ島屈指の霊峰グヌン・ラウゥ(ラウ山、標高3265m)から東へ約35kmに位置し、毎朝ホテルのベランダからその勇姿を眺めることができた。そして問題のピラミッドがある寺院は、このラウ山の西の中腹、標高900mほどの斜面に位置し、チャンディ・スクゥ(Candi Sukuh)と呼ばれる。インドネシア語でチャンディは「霊廟」を意味するが、このような石造建築遺跡の場合は通常「寺院」と訳される。
1995年9月の週末、筆者は初めてチャンディ・スクゥを訪れることにした。バスを乗り継いで山道を行くと、やがてチャンディ・スクゥが見えてきた。この謎だらけの寺院は、もともと斜面である敷地を3つの段層に平地化して建てられている。問題のピラミッドは最上段にあり、寺院の主屋となっている。ピラミッドのような建物を正面から眺めると、文明から隔絶された山奥にひっそりと佇むこのチャンディの敷地にいながら、数百年前にタイムスリップしたような気分になってくる。
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