バッキバキに剥き出しの“東京”を撮る写真家・新納翔！ 圧倒的な都市の“核”を捉えた写真集『PEELING CITY』を語る！

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『PEELING CITY ― 都市を剥ぐ』新納翔

■なぜ『剥ぐ』のか

『PEELING CITY」を直訳すると「剥離する都市」「都市を剥ぐ」という意味合いになる。

新納「「剥ぐ」っていう言葉が好きで。今思うと「SCLACH」（掻き取る）のほうが正しいかと思うんですけれど。どうしてその名前にしたのかはわからない。自分にとっては2005年くらいから研究してきたデジタルカラーの新しい挑戦という側面があるんですけれど、その頃自分のレタッチ方法が確立して、トーンの揃ったものをSNSとかにポストしていたんです。その時のタイトルがすでに『PEELING CITY』だったんです。つまり昔から“剥ぎ取る”という気持ちが根底にあったんでしょうね」

 
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