バッキバキに剥き出しの“東京”を撮る写真家・新納翔! 圧倒的な都市の“核”を捉えた写真集『PEELING CITY』を語る!
2018.02.03 14:00
『PEELING CITY ― 都市を剥ぐ』新納翔
■東京はつまらなくなった。歩きスマホは陰謀なんじゃないか
新納氏の写真はドライなようで叙情的にも見える。本来は暮らしをよくするために作ってきたはずの都市に人は窒息させられ殺されそうになっている、そんな時代の匂いを嗅ぎ取っているようにも思える。東京を中心に撮り続けてきた新納氏から見て、この10年ほどで東京はどう変わってきたように見えるのだろう?
新納「つまらなくなってきましたね。新宿ゴールデン街のように、戦後間もない風景がそのまま残っているっていうのがそもそも異常なことだと思いながらも、そのカオス感が面白かったのに、どんどんなくなってきている。歩きスマホってありますよね。あれは人の目をそらすことで、街の変化に気づかせないうちに“カオスな東京”をどこにでもあるような街に作り変えようとする政府が仕込んだ陰謀(笑)? なんて思ってみたり」
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊バッキバキに剥き出しの“東京”を撮る写真家・新納翔! 圧倒的な都市の“核”を捉えた写真集『PEELING CITY』を語る!のページです。写真集、新納翔、渡邊浩行、PEELING CITYなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで