瞑想で「脈を消失」「超人的記憶力を取得」した人も…! 瞑想で起こる7つの効能と最終到達点がヤバイ!
多くの効用がある瞑想だが、それを実感できるまでには何年もの修行が必要だと言われている。しかし、イタリア・ボローニャ大学のアルベルト・キエーザ教授らが2010年に行った研究によると、わずか8週間の瞑想を続けるだけで、被験者の認知機能が向上、また、ハーバード・メディカルスクールの研究者をはじめとする合同研究チームが2011年に発表した研究では、8週間の継続的な瞑想で脳の構造が目に見えて変化したことが報告されている。では、短期間の瞑想には具体的にどのような効能があるのだろうか? 海外サイト「Collective Evolution」(29日付)を参考に見ていこう。
■短期間の瞑想がもたらす驚きの効用
・自己中心性が和らぐ
瞑想により脳の前頭前野腹内側部や前頭前野背外側部のバランスが保たれ、不安が和らぎ、他者に対する共感が生まれやすくなる。
・恐怖が和らぐ
恐怖は脳の扁桃体とそこから2つに分かれる神経系によって緩和される。瞑想によってこれらの部位がリラックスすると、不必要なストレスを感じなくなる。
・精神が落ち着く
初めて瞑想を行う人がまず感じるのは心の平穏だという。数回の瞑想で心に完全な平和がもたらされるというわけではないが、それに向けた変化を引き起こす脳神経の準備が整う。瞑想するたびに徐々に内的な平和が実現されていくだろう。
・気分の落ち込みが和らぐ
2014年に科学ジャーナル「JAMA」で公開された、米ジョンズ・ホプキンズ大学のマドハブ・ゴヤル教授の研究によると、3500人の被験者を調査したところ、瞑想はうつ病に効果的なことが判明したという。驚くべきことに、その効果は抗うつ薬と同程度だったそうだ。抗うつ薬が副作用を引き起こす危険を考えると、総じて瞑想の方が効果的と言えるだろう。
・肉体的な苦痛が和らぐ
瞑想することで、痛みの感覚情報を伝える脳の活動が抑制される。このことは、米サンディエゴで開催された北米神経学会で発表されたという。
・自己中心性が消失する
身体の感覚と脳の前頭前野腹内側部のコネクションが弱まることで、身体の感覚や一時的な恐怖の感情が自分のものであるという感覚がなくなっていく。感覚や感情がとどまらず流れ去るようになる。
・共感力が強まる
自己中心性に関係する前頭前野腹内側部が弱まることで、共感を生む前頭前野背外側部が支配的になり、他者の痛みや悲しみに敏感になる。
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