1分で死ねる「ファスト安楽死マシン」開発の博士、まずは“VRで死を体験させる”と発表! 尊厳死めぐる議論紛糾!
3Dプリンタで作れる安楽死マシンが注目を集めている。開発者はこの装置とVRヘッドセットを使った「安楽死体験」を行うと発表、物議を醸している。
■近未来的安楽死マシン
高齢化が進む中、安楽死は日本のみならず、世界中で議論される重要な問題の一つだ。今月10日付の英ニュースサイト「Daily Mail」の記事によると、最近、安楽死のための新しい装置が発表され話題となっている。
昨年末、オーストラリアの医師で安楽死推進活動家のフィリップ・ニチキ氏が発表したマシン「Sarco」。流線型のスタイリッシュなデザインは一見すると未来の乗り物か何かにも見えるが、乗り込んだ者に苦痛のない死を与えるために作られた安楽死マシンだ。
上部のカプセルはちょうど人が一人横たわれるくらいの大きさで、使用するにはまず精神の正常さと自殺の意思を証明するオンラインテストに合格しなければならない。テストに合格すると発行される24時間限定のコードを入力してボタンを押すと、カプセル内には窒素が満ちる。そして1分ほどで気を失い、5分には死亡するのだという。その後、カプセルはそのまま棺となり、土台は再利用が可能ということだ。設計図などはオープンソースとして無償公開され、3Dプリンタで誰でも作成できるという。
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