触れると火傷・失明する危険な“巨大植物”が欧米で勢力拡大中! ゾッとするほど怖い毒性、日本侵入の危険は?

 今月、米国バージニア州である植物が発見され、そのニュースは「ABC」や「CBS」といった有力メディアでも大きく取り上げられている。見つかったのは「ジャイアント・ホグウィード」という聞き慣れぬ植物であるが、なんとこの植物、重度のやけどのような症状や失明を引き起こす可能性があるというのだ。

触れると火傷・失明する危険な巨大植物が欧米で勢力拡大中! ゾッとするほど怖い毒性、日本侵入の危険は?の画像1ジャイアント・ホグウィードの花。画像は「Wikipedia」より引用

■巨大で危険な外来種

 ジャイアント・ホグウィード(Heracleum mantegazzianum)は成長すると2〜5.5mもの高さになるセリ科の植物で、そのてっぺんには春から夏にかけて小さな白い花が大量に咲く。白い花の大群は傘のように広がり、その直径は80cmにも及ぶという。コーカサスや中央アジア原産だが、巨大で花も美しく見栄えが良いため、19〜20世紀初頭にかけてヨーロッパや北アメリカ大陸などに観賞植物として持ち込まれた。

 だがジャイアント・ホグウィードにはとんでもない罠が潜んでいた。この植物の樹液には強力な光毒性の物質が含まれており、皮膚に樹液を付着させたまま太陽光や紫外線を浴びると、ひどいかゆみが起こり、赤く腫れ上がって水疱が生じ、まるでやけどのようにただれてしまうのだ。その傷跡はやがて黒や紫色に変色し、その後数年間残り続けるという。また万が一、樹液が目に入ってしまった場合は永久に光を失ってしまう可能性もあるという。

触れると火傷・失明する危険な巨大植物が欧米で勢力拡大中! ゾッとするほど怖い毒性、日本侵入の危険は?の画像2樹液で腫れ、水疱が生じた様子。画像は「Daily Mail」より引用


 この危険な外来種は非常に繁殖力が強く、在来種を駆逐しながら英国を始めとしたヨーロッパ各国や米国で大繁殖し、現在では各国で駆除の対象とされている。米国ではニューヨーク、ペンシルベニア、オハイオ、メリーランド、オレゴン、ワシントン、ミシガン、バーモント、ニューハンプシャー、メインの各州で自生が確認されており、ジャイアント・ホグウィードの輸入はもちろん、州間での移動すら禁止されている。しかし、つい最近バージニア州にも侵入が新たに確認され、現地では各種メディアが報じる大騒ぎになっているというわけだ。

 やっかいなことに、ジャイアント・ホグウィードは無害な近縁種と外見がよく似ており、素人目には判断が難しい。何も知らずうっかり触ってしまったら……と考えるとぞっとする。海外旅行に行った時など、うっかり手を出さないように気をつけたいものだ。

 幸いなことに、ジャイアント・ホグウィードは現在のところ日本では確認されていない。だが鳥を媒介に広範囲に勢力を広げるような植物であるため、いつ何時日本に入り込むかは分からない。ニューヨーク州環境保護局などが見分け方や駆除の方法についても解説したウェブサイトを公開しているが、危険で巨大なジャイアント・ホグウィードの駆除は非常に大変そうだ。こんな厄介な外来種が日本に侵入しないことを願いたいものだ。

参考:「abc News」「CBS News」「Daily Mail」「Science Alert」「Department of Environmental Conservation」ほか

TOCANA編集部

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