踊る植物、卑猥な植物…世界のおかしな奇怪植物5選!
世界最大の花として、また便所のような匂いを発することで知られるラフレシア。発見された当時は、あまりのインパクトに「人食い花では?」と恐れられたそうだ。果たして、そのラフレシアを超えるような植物は、他に見られるのだろうか。
●ハナイカダ(Helwingia japonica)
葉の中央に花が咲き、黒く輝く実もつける珍しい植物・ハナイカダ。筏(いかだ)の上に花が乗っているように見えるから、そう名づけられた。また、嫁ぎ先で悲しみに暮れる女性の涙が、葉に落ちたと思われたことから“ヨメノナミダ”とも呼ばれる。名づける人はみな想像力が豊かだ。筆者は“カクレミッキー”にしか見えなかった。
●リュウケツジュ(Dracaena cinnabari)
樹齢5,000~7,000年にもなる長寿の植物で、セコイア、セイタカユーカリと並び、“世界三大巨樹”と言われるリュウケツジュ。その見た目もさることながら、特筆すべきは古代ローマの時代から薬用や染料として珍重されてきた、真っ赤な“竜血”と呼ばれる樹脂が採取できることだ。ただ、木から溢れ出るさまは、竜血というより“流血”。血に弱い人なら卒倒してしまうだろう。
●テマリカタヒバ(Selaginella lepidophylla)
メキシコなどの高地に自生するテマリカタヒバ。乾季になると乾燥し、茶色く枯れたように丸くなってしまうが、あら不思議。雨季に入ると葉を広げて元通りになる。50年でも100年でも、丸くなった状態で生きていられるとも言われるそうだ。その結果、ついた呼び名が“復活草”。なぜかわからないが、カップラーメンが頬張りたくなる。
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