ハエの卵の涙を流す死体、腐乱遺体との食事…! 日本で初めて「樹海の真ん中を歩いた男」村田らむ、樹海インタビュー!
■観客が卒倒したり嘔吐したりするイベント「樹海ナイト」
――村田さんは「樹海ナイト」というイベントを定期的に開いているんですよね。
村田 毎年、3、4回やっています。ネタがなくなったらやめようかと思っていたのですが、なんだかんだ言いながら新たな死体が見つかるものだから、続けていますね。今年の9月3日には大阪ロフトプラスワンウエストで、9月19日には阿佐ヶ谷ロフトで樹海ナイトします。毎回、150人ぐらいのキャパの会場に立ち見も出るぐらいの大入り満員のイベントなんです。
――イベントでは、卒倒したり嘔吐したりする人がいるそうですね。
村田 そういう方が何人かいましたね。トイレですごい吐いていたり、その場で倒れたり。あと途中で帰ってしまう人もいます。そういう方が毎回何人かいますが、なぜか全員男性ですよね。女性は死体とかグロいのを見ても意外と平気みたいですね。
■きれいな女は死体好き?
――イベントに来るのは、きれいな女の人が多いみたいですね。
村田 きれいな女の人が多いですね。女の人のほうが死体とかが好きなんだと思いますよ。いわゆるアンダーグラウンドのサブカルチャーにいるサブカル女が好きそうですよね。
いわゆるアングラ好きな女の人は、きれいな人が多かったりするじゃないですか。なので、女性客のほうが圧倒的に多いですよね。
――じゃあ村田さんはモテモテですね(笑)
村田 ところが、イベント終わるとさーっと誰もいなくなってシーンとなるんですよ(笑)。
――死体目当てなんですかねえ。
村田 だから、死体に興味がある人が多いんじゃないかと思って、樹海の死体の写真集を出したんですよ。けれど、作るのにめちゃくちゃ苦労しました。どこの印刷所も自主規制なのか引き受けてくれなくて。探して探してやっと京都のとある印刷会社が引き受けてくれたんです。
薄いA4版の小冊子を1000部刷って、今年の4月に開催された「フェチフェス」というイベントで売りました。その時の「フェチフェス」のテーマが死とエロだったんですよ。
そこでも、女の人が並んで買ってくれましたね。なので、女の人は死体の本を買うということがわかりました。あとは、中野にあるタコシェという同人誌も置く本屋でも売っているんですが、バンバンはけて在庫もあと少しになりました。
――写真集が売れたのは、今、樹海がトレンドのせいもあるかもしれませんね。そのうち、「おしゃれな樹海」みたいになっていくかもしれませんね。
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