ハエの卵の涙を流す死体、腐乱遺体との食事…! 日本で初めて「樹海の真ん中を歩いた男」村田らむ、樹海インタビュー!
■「自殺の森」として世界でブレイク中の樹海
村田 「おしゃれな樹海」になってしまうと、死体の要素はなくなってしまいますよね。ネイチャー系の人は樹海の自然に興味があるかもしれませんが、「死体がある樹海」のほうが全世界では圧倒的な人気ですよね。
だって、ブラックメタルで「AOKIGAHARA」というバンドがいっぱいありますし。世界でも「スーサイドフォレスト(自殺の森)」と呼ばれているぐらいなので。
――世界でブレイクとは、樹海はすごい吸引力ですね。
村田 森が絵的にもかっこいいですからね。
――海外から樹海までわざわざ自殺しに来る人はいないですか?
村田 それはいないと思いますね。ただ、今は樹海は外人だらけですね。欧米人もアジア人もいっぱい来ています。イエーイとかやっているやんちゃなノリの白人も多いですよね。樹海の入り口となる富士風穴の駐車場とか半分以上、外人の車だったりする時もあります。
以前、TOCANAでも記事にしたのですが、海外の人気ヘヴィメタルバンド「スリップノット」のリーダー・クラウンさんを樹海で案内したことがありましたね。(こちらの記事)
――村田さんは、樹海に入って運気が上がったとか下がったとか、そういうのあります?
村田 「スリップノット」のクラウンさんは、運気が下がったみたいですが。樹海に行った後、体調崩したり親族が亡くなったりしたそうです。でも、探索した後、富士山本宮浅間大社できちんとお祓いをしたんですけれどね。僕はほんとに、なんともないですね(笑)。
長年樹海を探索し、数々の死体を目の当たりにしてきた村田氏だからこそ、自殺の森として有名な樹海の生々しい現実が伝わってくる。出版記念インタビュー第2回目では、幽霊も恐れない村田氏が体験した樹海での最恐の出来事、そして、現在追いかけているテーマであるゴミ屋敷や孤独死について語ってもらう。
・プロフィール
村田らむ(むらた・らむ)
1972年生まれ、愛知県名古屋市出身。ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験・潜入取材を得意とし、中でも青木ケ原樹海への取材は100回ほどにのぼり20年以上続けている第一人者。
著書に『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)、『ゴミ屋敷奮闘記』(有峰書店新社)、『禁断の現場に行ってきた!』(鹿砦社)、写真集『廃村昭和の残響』(有峰書店新社)など多数。
・イベント情報
村田らむ先生『樹海考』(晶文社)発売記念!!トークショウ&サイン会開催!!ゲストには、事故物件住みます芸人の、松原タニシ先生をお迎えします!
●8月17日(金)書泉ブックタワーで記念イベント開催 ゲスト松原タニシ
公式サイトはこちら
●9月3日(月) ロフトプラスワンウエスト 樹海ナイト~『樹海考』特別編~
【出演】
村田らむ(ライター)
松原タニシ(事故物件住みます芸人)
●9月19~20日阿佐ヶ谷ロフト
村田らむ・松原タニシの樹海VS間取りツーデイズ
・第壱夜『樹海考ナイト』
村田らむ
松原タニシ
ゲストあり
『樹海考』の著者村田らむと『事故物件怪談 恐い間取り』の著者松原タニシが、青木ヶ原樹海で見つけたモノたちを見ていきます!! 新しく発見したシタイもあります。なんと、松原タニシも初発見!!
・第弐夜『恐い間取りナイト』
松原タニシ
村田らむ
ゲストあり
『事故物件怪談 恐い間取り』の著者松原タニシと『樹海考』の著者村田らむが事故物件と、恐い間取りの部屋たちを訪れます!! 『恐い間取り』に登場するあの物件も、あの場所も、見られます!! コワイ!!
(Webサイト)
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2024.10.02 20:00心霊ハエの卵の涙を流す死体、腐乱遺体との食事…! 日本で初めて「樹海の真ん中を歩いた男」村田らむ、樹海インタビュー!のページです。死体、村田らむ、自殺、青木ヶ原樹海、樹海考などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで