9人怪死ロシア最恐の未解決事件「ディアトロフ事件」に新物証か!? 謎すぎる金属板発見で再調査、事件解明へ!
ディアトロフ峠事件の記録を保存し、謎の解明を訴えるディアトロフ財団は、この発見が60年前の謎に満ちた事件の真相を明らかにする鍵ではないかと期待を寄せているという。発見者らが記録したGPS情報を元に、この金属板を改めて回収、成分や製造年月が分析される予定だという。この物体の正体について、画像を見た研究者らは、ロシアの大陸間弾道ミサイルUR-100の燃料タンクの一部ではないかと推測している。
■ディアトロフ峠事件とは
ディアトロフ峠事件は1959年2月2日に起きた、ロシア史上で最も謎に満ちた集団怪死事件の一つである。ウラル科学技術学校(現・ウラル工科大学)の学生と卒業生の計10人が、ホラート・シャフイル山をスノートレッキング中に遭難して、うち9人が死亡するという痛ましい事件なのだが、その遺体や死亡時の状況には不可解な点が多い。
例えば、亡くなった9人のうち、3人の遺体にはまるで交通事故にでも遭ったかのような肋骨の骨折などが見られ、舌や眼球がなくなっていた犠牲者もいたという。また、使っていたテントはナイフで切り裂かれて無残な形で放置されていた。そして、彼らの着ていた衣服の一部は放射性物質で汚染されていた。
彼らに一体何があったのか? あまりにも不可解な事件に対し、原住民による襲撃を受けたという説や、軍事実験に巻き込まれて犠牲になったという説、さらにはイエティに襲われた、UFOやエイリアンに遭遇したという説までもが囁かれている。公式な調査は同年5月には打ち切られ、「犯人はいない」とされたものの、事件の資料は機密文書とされた。(詳しくはこちらの記事)
今回発見された物体が本当に事件当時の弾道ミサイルの欠片であるなら、軍の実験に巻き込まれたという説が濃厚になってくる。とはいえ、それだけでは説明しきれない謎が残るのもまた事実。60年前の謎多き事件の謎は明らかとなるのか、世界中のマニアが注目している。
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参考:「URA.ru」「Zvezda」「Coast to Coast」ほか
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2024.10.02 20:00心霊9人怪死ロシア最恐の未解決事件「ディアトロフ事件」に新物証か!? 謎すぎる金属板発見で再調査、事件解明へ!のページです。ロシア、ディアトロフ峠事件、未解決事件シリーズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで