100年間正体不明の「アックスマン」、被害者の胸に十字痕… あなたが知らない超凶悪・未解決事件5選!
科学技術の進歩によって警察の捜査能力が上がり、かつては迷宮入りしてもおかしくなかった殺人事件が解決されるケースは増えてきた。しかし、世の中にはまだまだ誰にも真相が掴めない未解決事件が存在する。今回は、あなたが聞いたこともないであろう未解決事件をご紹介していこう。
■ベッツィー・アーズマ殺人事件
1969年11月、米・ペンシルベニア州の大学に通っていた、ベッツィー・アーズマ(当時22歳)が何者かに殺害された。彼女は、論文を作成するために訪れた大学図書館で、左胸を刺されて倒れているところを発見された。すぐに蘇生術が施され、病院へと運ばれたが搬送先で死亡が確認された。
ベッツィーが刺された時に図書館のカウンターにいた職員は「あの時、正体不明の男が近づいてくると、『誰か女の子を助けた方が良いみたいですよ』と話しかけてきた」と証言。職員は、男の言葉がキッカケとなって刺されたベッツィーを発見したという。なお、職員は彼女が赤いドレスを着ていたため血痕が滲んでいることにすぐ気づけなかった。図書館を閉鎖していれば容疑者を割り出すことができたかもしれないが、40年以上が経った現在も犯人は特定されていない。また、刺されたベッツィーの存在を職員に教えた男の正体も不明のままだ。
■同時期に起こったメアリー・モリス殺人事件
2000年10月12日、当時48歳の“メアリー・ヘンダーソン・モリス”はヒューストンの自宅から職場へと向かった。しかし彼女は、燃え尽きた車の中から焼け焦げた状態で発見されることに……。この事件が起きた4日後、今度はヒューストンに住む当時39歳の“メアリー・マクギネス・モリス”が車内で惨殺体となって発見された。彼女は銃で頭を撃たれ、自殺したかのような細工が施されていた。
後の捜査で、マクギネス・モリスが殺害された日、彼女が友人に電話をかけて「男に尾行されている」とSOSを送っていたことを警察は突き止めた。また、その15分後には実際に警察にも通報していたことが判明。しかし、その電話内容は明らかにされていない。同じ地区に住み、同じ名前を持つ2人の白人女性が殺害されたこの事件だが、現在も殺人犯は捕まっておらず未解決のまま。犯人はヘンダーソン・モリスを間違って殺害したと気づき、その後改めてマクギネス・モリスを殺害したのだろうか?
■チャールズ・ウォルトン殺人事件
1945年のバレンタインデー、イギリスに住む当時74歳のチャールズ・ウォルトンが殺害された。彼の遺体は喉が鎌で切り裂かれ、首には農業に使う三又の鍬が突き刺さっており、胸には十字の切り傷があった。
警察はチャールズの体に無残な傷があったことから、私怨のために殺害されたと推測。しかし、地元警察のアレック・スプーナーが異議を申し立てる。アレックは「1875年にジョン・ヘイウッドによって殺害された老婆と、チャールズの殺され方が酷似している」と指摘。かつてヘイウッドが老婆を殺害した理由は、彼女のことを魔女だと思い込んでいたため。そう、老婆とチャールズの殺害方法は、古来から伝わる魔女の殺害方法だったのだ。警察は躍起になって犯人探しに乗り出したが、犯人逮捕に結びつく証拠は現在まで見つかっていない。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊100年間正体不明の「アックスマン」、被害者の胸に十字痕… あなたが知らない超凶悪・未解決事件5選!のページです。アメリカ、魔女、殺人、警察、イギリス、血、自殺、混血、図書館、山下史郎、ドレスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで