「キングマンUFO墜落事件」とは? 空軍エンジニアが暴露した未確認飛行物体の回収と“身長120cmの宇宙人”の謎

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 UFO墜落事件といえば、1947年の「ロズウェル事件」が最も有名だ。しかし、アメリカのオカルト史やUFO研究の歴史において、ロズウェルに勝るとも劣らないほど詳細な証言が残されている「もう一つのUFO墜落事件」をご存知だろうか。

 冷戦による軍事的緊張が最高潮に達していた1950年代初頭。アメリカの砂漠地帯で極秘裏に実行されたというUFOと宇宙人の回収ミッション、通称「キングマン事件」である。

発端:ネバダ核実験場上空に現れた未確認飛行物体

 1953年5月、アメリカはソ連との冷戦の真っ只中にあり、軍事技術に対するパラノイアが極限に達していた。特にアリゾナ州やネバダ州周辺には、ロスアラモス研究所やネバダ核実験場など、国家の最高機密施設が集中していた。ちょうどこの時期、大気圏内核実験「アップショット・ノットホール作戦」が行われていた。

 5月18日、ネバダ核実験場の上空を飛ぶ「未確認飛行物体」が軍のレーダーに捉えられた。その数時間後、対空砲火によるものか、あるいは機械的な故障か、その物体はアリゾナ州キングマンの北東約13キロにあるレッドレイク渓谷と呼ばれる砂漠地帯に墜落した。

窓を黒く塗りつぶされたバスと、極秘の召集

 この事件の技術的な詳細が現代に伝わっているのは、「アーサー・G・スタンシル」(安全のため長年はフリッツ・ヴェルナーという偽名を使用)という一人の重要な目撃者の宣誓供述によるものだ。彼はただの野次馬ではなく、オハイオ大学を卒業し、空軍に雇われていた機械構造分析の専門エンジニアだった。

 墜落の翌日である5月19日、スタンシルは上官から「空軍の最高機密調査ミッションに参加せよ」と命じられた。反逆罪(死刑や終身刑)に問われるほどの絶対的な秘密保持契約にサインさせられた後、彼は物理学者や航空エンジニアなど15〜20人の専門家たちと共に、窓が真っ黒に塗りつぶされた軍用バスに乗せられた。どこに向かっているのか、乗客には一切知らされなかった。

 数時間後、真夜中の砂漠に到着した彼らが目にしたのは、軍の強力なサーチライトに照らされ、憲兵(MP)によって完全に封鎖された墜落現場だった。そして砂の上に、それは横たわっていた。

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リベットも継ぎ目もない「つや消しの円盤」

 スタンシルの技術的な報告によれば、その物体は当時のアメリカやソ連の航空機とは全く似ていなかった。

 形状は、2つのお椀を合わせたような典型的な「空飛ぶ円盤」。直径は約9.1メートル、中心部の高さは約3.6メートル。表面は「つや消しアルミニウム」のような金属的な質感だったが、驚くべきことにリベット(鋲)や溶接の跡、継ぎ目が一切なく、まるで全体がひとつの金属の塊から削り出されたかのように滑らかだった。

 さらに不気味なことに、地面に約50センチほどめり込むほどの衝撃で墜落したにもかかわらず、機体は「ほぼ無傷」だったという。一部に高熱や摩擦による変色が見られただけで、構造的な亀裂は全くなかった。

 スタンシルは、開いていた横幅1メートルほどのハッチから内部を覗き込んだ。狭い機内には人体構造に合わせたような小さな低い座席があり、中央のコントロールパネルには、地球の航空機にあるような配線やアナログの計器、操縦桿などは一切見当たらなかったという。


銀灰色の肌を持つ「120センチの搭乗員」

 この事件で最も衝撃的なのは、機体の内部から「生物(エンティティ)」が回収されたことだ。

 スタンシルは、仮設の医療テントに運ばれていく「一つの遺体」をはっきりと目撃している。

 その生物の身長は約120センチ。ヒューマノイドだが非常に華奢で、手足は細く、平均的な人間よりも頭が大きかった。髪の毛はなく、肌は灰色がかった(少し日焼けしたような)色をしていたという。着ていたのはブルーグレーのぴったりとしたつなぎで、ボタンやジッパー、軍のマークなどは一切なかった。

 さらに、他の軍関係者の間接的な証言によれば、「他にも2体の生物が生きたまま回収され、重体の中で極秘の医療施設(ライト・パターソン空軍基地かインディアンスプリングス施設)へ緊急搬送された」とされている。

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完全なる隠蔽と「キングマンの沈黙」

 アメリカ軍の隠蔽工作は徹底していた。

 9メートルの機体は大型クレーンでトレーラーに積まれ、分厚い防水シートで覆われて、夜の闇に紛れて未知の目的地(初期のエリア51かライト・パターソン基地と推測される)へと運び出された。

 さらに、軍のトラックは墜落現場の砂や岩の破片までも完全に掘り起こして持ち去り、証拠を文字通り「根こそぎ」消し去ったのである。

 夜明けとともに基地へ戻された専門家たちは、防諜将校から厳しい尋問を受け、「この夜見たことを口外すれば国家反逆罪に問う」と念を押された。

 その後、空軍の公式なUFO調査プログラム「プロジェクト・ブルーブック」の記録を見ても、1953年5月のキングマンでの墜落に関する記述は一切存在しない。しかし奇妙なことに、この週のネバダ・アリゾナ周辺では「未確認物体のレーダーおよび目撃報告」が異常なほど急増しているという記録は残っている。

 ロズウェルの影に隠れがちな「キングマン事件」だが、専門知識を持ったエンジニアの宣誓供述や、憲兵の裏付け証言が存在するという点で、UFO史における最も生々しく説得力のある「墜落回収記録」の一つである。砂漠の砂ごと持ち去られた銀色の円盤と小さな搭乗員たちは、今もアメリカ政府の地下深くで眠り続けているのだろうか。

参考:Mysterium Incognita、ほか

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