「100年後の人類の姿」を専門家6人が本気予測! 精神の改造、オンライン脳、人間修理工場… 未来人のかたちが判明!
6.「オンライン脳の開発」――「ブレイン・マシン・インターフェース」を設計するスタートアップ企業「カーネル」創設者ブライアン・ジョンソン
ジョンソン氏の企業は脳にチップを埋め込み、脳をオンライン化する「ブレイン・マシン・インターフェース」を構築中だ。人間は今、根本的に人間を改善するツール発見から、後わずかの距離にいるとジョンソン氏はいう。
コンピュータはメガバイトとギガバイトで測定できるように、ジョンソン氏はヒトの脳は「attebytes」という新しい単位で、脳の活動を定量化可能になるという。一日の終わりに、人々は脳の神経プロセスの円グラフをダウンロードし、自分の脳の働きを見ることが可能になるのだ。
ジョンソン氏は自分自身がうつ病に10年間苦しみ、そして近親者のアルツハイマー病発症も経験した。彼はこの研究を自分の「深く個人的な」経験から、取り組んだものだという。カーネル社のテクノロジーの最初のバージョンは、アルツハイマー病やパーキンソン病などの病気の治療に重点を置く予定だ。しかし最終的にはジョンソン氏の発明は、健康な人の脳を補強することに使われる。
しかしジョンソン氏は、人々の脳内がビジネスや企業に利用される時、そこには大きな危険があると警告する。他人の脳内を知ることで、進化する可能性のある商品やサービスは、既に幾つも想像できる。Facebookも現在、「ブレイン・マシン・インターフェース」に取り組んでいるが、これを人間の生態系に加えることは、恐ろしい状況になるだろうという。人間は、この研究をいかに活用するべきか、十分慎重に考えなければならないのに、それができていないことに彼は注意を促している。
(文=三橋ココ)
参考:「The Guardian」、ほか
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