無職・うつ病歴10年以上・47歳の男が、伝説の映画監督原一男の「映画本製作」に50万円出資!その理由を聞いた

 去る11月某日、都内某所の古民家。赤い光で妖しく照らされた室内に、個性豊かな面々が集結していた。

 SMアイドルのフェッティーズのメンバー、Rさん、NEKOさん、ハル・シオンさん。「トカナ」の連載でもおなじみの作家・石丸元章さん。『ゆきゆきて、神軍』などの強烈なドキュメンタリー映画で知られ、最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』でもアスベスト訴訟を巡る人々の様々な感情を撮った原一男監督だ。しかし、この面子を集めたのは「西田進さん」という謎のサブカル支援者。なんと彼はキネマ旬報社が実施した「映画本製作」のためのクラウドファンディングに「最高額・50万円」を出資し、その特典「原一男があなたを撮影いたします」を実現させようとしたのだ…! この西田さんとは一体どういう人物なのか? メールによるインタビューでじっくりと聞き、今回は撮影当日について語ってもらった。

(前編はこちら)

──その後、石丸さんの脳卒中などアクシデントがありつつも、見事、撮影が実現! ただ、非常に残念なことに西田さんご自身が撮影に参加できなくなりました……。

西田 なんとしても石丸さんに出演してもらいたいという思いが強かったのですが、「リハビリに専念してください」と伝えると「なんとか間に合わせる。外出許可も取る予定」との回答が。プロ根性だなと思って感動しましたね。ところがですよ! 今度はよりによって私の持病の鬱が悪化……。寝たきり状態で動けないんです。早めに判断して、NEKOさんと石丸さんに連絡して「私、行けませんが、日程変更せず撮影を行なって下さい」とお願いしました。二人とも残念がっていましたが、任せて下さいと頼もしい言葉をいただきました。

1811harakazuo-6ポーズを変えつつ撮影を行なった

──当初の予定では、西田さんもモデルになるはずだったんですね。

西田 そういうリターンですもん(汗)。まぁ、写ったとしても4人の邪魔にならない程度に、端っこの方に見切れるくらいでしょうかね。今思うと、どちらかと言うと撮影される側より、撮影風景を見学したり、撮影してる監督を撮影したかったという部分はありますね。「貴重な体験を棒に振る」という貴重な体験をしました(汗)。これは奥崎謙三の言うところの「天罰」なのでしょうか……。とほほ。

1811harakazuo-7撮影中に写真をチェックするフェッティーズ

──原監督が撮られた写真はご覧になりましたか?

西田 撮影した3日後に撮影データが送られて来ました。監督から「1日も早く見て!!」とせかされましたよ(笑)。監督もノリノリってことはもう成功なのです。監督にも直接伝えたのですが、照明、表情、ポーズ、全体のバランスなどバッチリでした!! 原監督の世界観とフェッティーズの妖艶さ、石丸さんの存在感が、実に見事に融合されており、プロの仕事はやはり違うなと痛感しましたね。4人で撮ったもの、3人、単独とバリエーションも多く、見応えたっぷりなのです。これ見ちゃったら、「私写らなくて良かったのでは??(汗)」と思ってしまいました。

──石丸さんに今回のコラボについて聞くと、「プロが集結した撮影だったが、それをプロデュースしたのがプロではない西田さんという点が非常に面白い」とおっしゃっていました。

西田 「プロデュース」なんて言ったらカッコイイですけど、連絡係ばかりですよ(汗)。連絡が取れない、スケジュールが合わない、アクシデントなどの連続で、ちょっとなんなの~!! という感じでした。とりあえず、お金が無いならアイデアで勝負しようと考えたわけです。とは言え、私が最初考えていたものよりも、話が雪だるま式にどんどん大きくなってしまって、途中から「ちょっとこれ、やばいんじゃないか……?(汗)」というヒヤヒヤ感も常にありましたね。

1811harakazuo-8ムチやロープを持つフェッティーズ

──今回の写真はどのように利用する予定ですか? 

西田 写真はフェッティーズさんで宣材写真として自由に使っていただいて良いのではないでしょうかね。その為の写真ですもん。原監督ブランドの写真ですから、自信を持ってバンバン使って欲しいところです。もちろん一般の人も見れますよ。いつどこでどういう形で公開されるかは乞うご期待ということで。

1811harakazuo-9Rさん
1811harakazuo-10NEKOさん
1811harakazuo-11ハル・シオンさん

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