北欧バイキングはイスラム教徒と交易していた! 衣類に謎の文字
北欧バイキングはイスラム教徒と交易していた! 衣類に織り込まれた“謎の文字”をめぐり世界的ガチ激論に発展!
中世ヨーロッパから現代に至るまでその存在を知らしめてきたバイキングだが、彼らの墓所から発見された埋葬品により、北欧の部族と古代イスラム教の強い結びつきが確認され話題を呼んだことが、昨年10月12日付の「Daily Mail」で報じられた。今回はその記事を元にその後の反響をご紹介したい。
■世界が注目した異文化交流をさらに裏付ける発見が!?
中世ヨーロッパが暗黒時代とされた頃、バイキングが東アジアや中東と交易を行っていたことは広く知られているが、イスラム教とのより深い関係を表す新たな発見があったと昨年10月、大々的に報道された。
これまでにもバイキングの墓所の調査時にイスラム教ゆかりの品々が発見されてはいるが、それらは略奪で得た物であるという見方が強かった。しかし新たな調査により、バイキングとムスリム(イスラム教徒)双方の文化は私たちが想像するよりも密接なつながりがあることが判明したとスウェーデンの調査団体が発表した。

その調査団体とはスウェーデンにある北欧最古の大学、ウプサラ大学のチームである。
調査に用いられたのは、スウェーデン西部のウプサラ県エンシェーピングにある歴史博物館に展示されていたバイキングの船葬(※)の際に遺体に着せたとされる衣服であり、その一部に異文化の物とみられる模様が織り込まれているのだとチームは主張している。
布地や繊維から歴史を解析する考古学者のアニカ・ラーション氏は、その模様を7世紀頃にイラクで考案されたアラビア文字の1つとされるクーフィー体であるとし、その文字がイスラム教の神を表すアラー(アッラー)、またその横にイスラム国家の指導者で最高権威者を表すカリフの4代目を意味するアリという文字を発見したと公表したのだ。

※ 遺体を収める棺として船体を用いる。または船体を副葬品として遺体と共に埋葬した物を指す。
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