イルカの守護霊、スピリチュアル、陰謀論、タロット、UFOチャネリング…辛酸なめ子が小説『ヌルラン』の世界を語り尽くす!
――スピリチュアルにはまりやすい年代はありますか?
なめ子 男女問わず、若さが失われ肉体の衰えを徐々に感じつつ、さらに日常で辛さや迷いを感じると、40代あたりから徐々にスピリチュアルにはまっていくのかもしれません。女性は特に、30代に厄年が2回ぐらい来ますからね。
あとは、セドナのクレッグ・ジュンジュラスさんというヒーラーの方から「女性は14歳で少女から大人になり、40歳で大人の女性からメディスンウーマン(※)になる」というお話しを聞いたことがあります。女性は40歳で魔女になるということは、もしかすると女性ならではの本能だったり直感だったりを生かして、スピリチュアルな方向に自然と進む人も多いのかなと思ったんです。
※メディスン・ウーマン=ネティブアメリカンの自然と調和した人間本来の生き方を習得した不思議な力を持つ女性。
■怪しいスピリチュアルの見分け方
――なめ子さん自身、スピリチュアルとの向き合い方で気を付けていることはありますか?
なめ子 スピリチュアルイベントにはたまに行きますが、会場やスタッフの雰囲気や配っているものなどを見て「これは怪しい」とか「大丈夫」というのを直感的に判断するしかないですよね。あとは、サイトのデザインとかもチェックします。
――判断基準は?
なめ子 サイトや配られている物のデザインが過剰だと怪しく感じますよね。ちょっと下品な感じが見えるものにも気を付けないといけません。たとえば、金運をやたら強調するですとか。現世利益に傾きすぎているのは危ない感じがします。あとは、そこのスタッフの人たちが、こちらに対して“警戒している目つき”をしているとかですかね。
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