ロシア民間企業「S7スペース」社が“軌道宇宙基地”の建設着手! 惑星間交通の円滑化で火星旅行も余裕、深宇宙探査の新時代到来!
■軌道宇宙基地は火星探査ミッションのベースキャンプ
またS7スペースは火星探査ミッションも報告しており、この軌道宇宙基地の主たる運用目的が火星探査のための補給や整備にあることが示唆されることになった。
「プロジェクトのゴールは、宇宙産業の展望を成就させる上での技術開発と民間とのパートナーシップの促進、ならびに世界的に活発な宇宙開発競争の中、ロシアの宇宙開発の高い需要を満たすことです」(S7スペース)
今回のアナウンスと共に公開されたビデオ映像では、この野心的な宇宙計画のコンセプトが示されている。映像によると、ロケット海上打ち上げ企業の「Sea Launch」のプロジェクトのもとで物資輸送ロケットが打ち上げられ、新しい軌道宇宙基地に貨物が配達された後、火星に送られることが示されている。
S7スペースは宇宙ロケット打ち上げにも関わっており、2016年9月にこの「Sea Launch」を買収して移動式海上打ち上げプラットフォームを使った浮遊ロケット打ち上げ施設を赤道上で商業運用している。イーロン・マスクCEOの「スペースX」社に追いつけ追い越せとばかりにロシアの民間企業による宇宙開発が本格化してきているようだ。
(文=仲田しんじ)
参考:「Sott.net」、「Iran Daily」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊ロシア民間企業「S7スペース」社が“軌道宇宙基地”の建設着手! 惑星間交通の円滑化で火星旅行も余裕、深宇宙探査の新時代到来!のページです。ロシア、人工衛星、仲田しんじ、ロケット、宇宙開発、火星探査、宇宙基地、惑星間旅行などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで