「魂は実在、死後も意識は残る」50年前から科学的結論だった! 前世記憶・臨死体験など常識、主流は「非物質科学」へ!

「魂は実在、死後も意識は残る」50年前から科学的結論だった! 前世記憶・臨死体験など常識、主流は「非物質科学」へ!の画像2画像は「Wikimedia Commons」より

■死後も“魂”は生き続ける

 我々が生物学的に死ぬ時に何が起こるのか? 魂は肉体的な死を越えて生き延び続けるのか? 意識は脳が生み出した産物なのか、それとも外部からの情報をキャッチする受信機のようなものなのか? 臨死体験の研究はこうした問題を探る非物質科学と超心理学の一分野となる。

 死後の世界については古来から哲学者や神学者たちによってさまざまな“形而上学”的な論争が闘わされてきたが、20世紀に入ってからは冷静に科学的な研究が進められてきた。

 この分野でまず重要な業績をあげたのが、バージニア大学の教授であったイアン・スティーヴンソン氏(1918~2007)である。スティーヴンソン氏が率いる研究チームは数百人にも及ぶ「前世の記憶を持つ子どもたち」に接触してそれぞれの“前世”についての個別具体的なデータを数多く収集した。

 おしなべてこれらの子どもたちは、彼らの“前世”ついての驚くべきほど詳細な説明をすることができるという。どこに住んでいたのか、家族はどんな人たちだったのか(調査時に存命の者もいた)、そしてどのように死んだのかなど、当人にしか知り得ない詳細について話すことができたということだ。

 スティーヴンソン氏はこれらの研究をまとめた著作『Children Who Remember Previous Lives(前世を記憶する子供たち)』を1987年に出版(日本語版、1990、日本教文社)して世の注目を集めた。

 同じくバージニア大学の教授であるブルース・グレイソン博士もまたこの分野で画期的な研究を行っている。グレイソン博士率いる研究チームは生物学的な死、つまり脳死を体験した数多くの臨死体験者から話を聞き出し、死後にも意識があることを突き止めて「臨死体験研究の父」と称されることとなった。

 例えばある57歳の臨死体験者は、脳活動がすべて停止して生物学的な死を迎えた後も、その後蘇生するまでの病室の様子がすべて見えていて、医師たちがどんなことをしていたのか、当人たちにしかわからないことを言い当てているということだ。

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