「息子の霊がいる…」原一男監督が遂に“号泣”心霊体験を語る!インドのガンジス川で見たものとは!? 石丸元章・NEKO鼎談
NEKO すごいところですね! SMを生業とする身としては、私もそこに行かなくちゃいけない気がする! 監督はもう一度行きたいですか?
原 行きたい! もう1回しっかりと見ておきたい。
石丸 じゃあ、インド紀行のためにまたテレビとかのスポンサーを見つけないと。
原 テレビのクルーとは行かないほうがいいよ。
NEKO なんでですか?
原 いま言った賽の河原で、感動して立ち止まってたら、ディレクターが「原さん、今まで旅をしてきて息子さんのことをどう思いますか?」って聞いてきた。「お前、邪魔すんなよ」と言いたかった(苦笑)。
石丸 こっちは気持ちが入ってるのに(笑)。
原 テレビの連中はチャンスと思って聞きたがるわけだよ。でも、私のいいところだよね(笑)。カーっと頭に来たけど、ぐっと我慢してインタビューに答えてあげたの(笑)。
石丸 やっぱり、テレビはその画を撮ってる時に、その話を欲しがるんだよね。
原 テレビ屋さんはそうなんだよね。
石丸 だから、テレビは尺が短くて済む。彼らを弁護するわけじゃないけど、無神経なわけじゃなくて、そういう方法論なんでしょ。
原 そのときに聞いたことが一番リアリティがあると信じてる。でも、その気持ちは後から聞けばいいじゃないかっていうのが映画のやり方だよね。
石丸 『ニッポン国VS泉南石綿村』もそうだもん。たとえば、隠岐島を訪ねるシーンではお料理食べて話をして、でも石綿の話はみじんも出ないもんね。
NEKO たしかにそうですね。普段のコミュニケーションだって、場の空気を読んで本当に聞きたいことや言いたいことは後から個別にLINEしたりするし。テレビ番組って「いかにその場でいいコメントできるかが勝負!」みたいなのもわかります。
石丸 原監督のインド紀行はいいね。「原監督、ボリウッド女優を撮る」とかさ。
原 興味はあるの。
石丸 インドでガンジャとかマリファナは?
原 してない。興味がなくはないんだけど、未知のものを怖いって思う意識が人より強いのかもしれない。
石丸 日本でも大麻解放運動が盛んですけど、映画のテーマとしてどうですか?
座談会の最後に石丸元章さんから突然、大麻解放ドキュメンタリーのプレゼンが! 果たして原監督は大麻を撮るのか!? 『ニッポン国VS泉南石綿村』のDVDを鑑賞しながら、原監督の今後に注目していただきたい!
DVD『ニッポン国VS泉南石綿村』
監督:原一男
製作・配給:疾走プロダクション
収録分数:約215分
価格:5800円(税別)
発売:ハピネット・ピクチャーズ
特典:約67分の映像特典、オリジナル劇場予告編、小冊子-泉南の皆さん-
健康被害に遭った、大阪・泉南の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が損害賠償を求めて、2006年に国を訴えた。その裁判闘争などの人間模様を、『ゆきゆきて、神軍』の原一男が8年にわたって撮影した、入魂のドキュメンタリー映画。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「息子の霊がいる…」原一男監督が遂に“号泣”心霊体験を語る!インドのガンジス川で見たものとは!? 石丸元章・NEKO鼎談のページです。対談、ドキュメンタリー、石丸元章、原一男、フェッティーズ、武富元太郎、NEKOなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで