死後の世界、臨死体験、完全に死んだ人の意識と精神… 著名博士が発表した最新研究がやばい!

■天井から病室を見下ろしている

 臨死体験者からの500もの臨死体験談におよそ共通しているのは、病室の天井から直下を見下ろしていて、ベッドに横たわる自分の身体とその周囲で働いている医師と看護師を見ている光景であるということだ。

 同じような典型的な臨死体験をしたというスティーブ氏も報告しており、これに付け加える形で次のように述べている。

「私のすぐそばに、心地良くなる存在がいることを確認しました。私を安心させる存在であると同時に、それは偉大で力強い存在でもありました」

「それから私は、これまでの人生で体験した重要な瞬間を見ました。しかしそれは第三者の視点から見るという体験でした。そして驚くことに、その体験でもたらされた苦痛や心の痛み、傷心などを感じることができました」

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画像は「YouTube」より

 スティーブ氏はまさに“走馬灯”のように、第三者の目から在りし日の自分の人生を振り返っていたということになるが、こうした体験もまた臨死体験者からよく聞かれるということである。

 また、パーニア博士が直接話を聞いた3歳児の臨死体験者も同じく病室の医師と看護師の姿を見たと話している。医学的な死の間じゅう、彼は明るいランプの光を見て、自分の身体がコードで(天に)つながれていたと両親に話しているということだ。このようにそれぞれの臨死体験談は不思議に似通った内容なのである。

■「心停止中に患者は一連の経験をしている」

 スピーチの終盤でパーニア博士は現在取り組んでいる「AWAREⅡ」の研究について説明している。

 臨死体験者へのインタビューが主な活動であったそれまでの研究に加えて、「AWAREⅡ」では心停止が起きそうな患者に脳波と脳内の酸素量を測定する機器を装着して、脳の様子をモニターしている。

 しかしながら、検証の対象となった臨死体験者から話を聞ける確率は少なく、接触できた患者は、まだごくわずかな数であるという。とはいえこのわずかなケースから、どうやら脳活動が止まった時から臨死体験が始まっていることが示されているということだ。

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