大手企業も認めた勤勉で有能な「大麻常習者」、大麻で回復した末期がんのお爺ちゃん
大手企業も認めた有能な「大麻常習社員」、大麻で回復の末期がんお爺ちゃん…「大麻のトップランカー」が日本のマリファナ問題を徹底討論!
●密売で子育てしているやつもいる
石丸 孫さんは京都にお住まいですよね。
孫 最近、子供が産まれたんですよ。それで、子育てのために、嫁の実家の近くに住んでいます。
高樹 おめでとうございます。
孫 大阪、京都のクラブやライブハウスを中心に、呼ばれたところへ、どこへでも行くんですけれど。
石丸 大阪、京都のクラブ・シーンでの大麻をめぐる動きはどうですか。
孫 どこの街にも大麻はありますね。ボクらが行くところで、吸ってるヤツもいっぱいいます。ただ、大麻は見つかれば捕まる……。悲しいなと思います。
高樹 アメリカと違って、日本では持っていることが違法になりますからね。それで、大麻を吸っている人たちは「違法でも関係ないぜ」っていう気持ちなんでしょうか? それとも、この国の大麻をめぐる状況を変えようという意識があったりするんでしょうか。
孫 高樹さんには、ジャンヌ・ダルクみたいな印象があるんですよ。革命家やと思う。ボクは選挙に興味なんかなかったんですが、女優だった高樹さんが大麻の合法化を公約にしていたのを知って、いろいろ知りたくなった。そして、ボクらに何かできることがあれば、やりたいと思った。ボクら不良としても、もし選挙にでるのなら応援したい。ですから、いま、ボクらが何をやったらいいのか、逆に教えてほしいんです。ボクらは大麻が好きやから、合法になってほしいんやけど、合法にしたら、困るヤツもいるんです。密売で子育てをしているヤツもいるし、親がガンになって闘病のために密売で稼いでいるヤツもいる。
石丸 大麻密売ビジネスで子育かあ。小説みたいですね。
孫 そういうヤツらの将来も考えておきたい。それに、うまく合法化していかないと、もっと犯罪が増えると思います。
高樹 選挙のとき、大麻を表に出されたら(=合法化されたら)困るんだと脅されたこともありました。
孫 ボクは基本、大麻を表に出していきたい派です。表に出たとき、大麻解禁になったとき、たとえば、きちんとした大麻生産工場ができたら、詳しいヤツが仕事に就けるようになったら、この国はもっとよくなると思うんですけれどね。
高樹 逮捕歴があると、危険だと思われるかも。
孫 今回、なぜ大麻が違法になったかを勉強したんですが、第二次世界大戦に負けて、占領軍から禁じられたという。それがいまでも残っているんだから、おかしい。
石丸 大麻を含めて、薬物に関する法律は世界各国で違います。なぜそれぞれ法律が違うかというと、それぞれの国の歴史が違うから。法律は歴史を背負ってできるもので、なぜ中国が麻薬に非常に厳しいかというと、阿片戦争があったからですよね。イギリスはインドでつくった阿片を中国、当時の清に輸出、巨利を稼いで、麻薬による植民地化を進めていた。清は全面禁輸したところ、戦争になったんだけれど、負けてしまって、国が滅びかけた。だから、いまでも中国は薬物類に対してすごく厳しいんです。
孫 日本の場合、80年近く前、戦争に負けたことで、大麻は違法化。それがずっと続いているのは、おかしい。戦争、敗戦を忘れたらあかんけれど、ボクら若い世代にとって、そもそも知らんことですからね。それを変える大人が出てきてもいいんちゃうかなあと思うんです。
高樹 私が選挙に出たことで、孫さんのような若い世代の方々が、なぜ大麻が違法なのかを考えてくださったのは、嬉しいことです。
孫 ボクの周り、何が悪いんやろうと思ってたヤツが多かった。
高樹 まず、病に悩んでいる方々に医療用大麻を使えるようにしたかったんですが、正直、大麻取締法自体もどうかと思っていました。何でもアメリカの言いなりという、戦後の空気感もすごくイヤでした。私は女優になって、好きな人生を歩んできたんですが、子供をつくらなかったので、次の世代に残すことをやっていなかった。大麻合法化という危険なところへ突っ込んでいったんですけれど、結局、ボロボロになって、これ以上のことは何もできないかもしれません。でも、次の世代がそんな私の姿を見て、何か考えるきっかけになって、頑張ろうと思ってくれたらいいなという気持ちがあったんです。
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2024.10.02 20:00心霊大手企業も認めた有能な「大麻常習社員」、大麻で回復の末期がんお爺ちゃん…「大麻のトップランカー」が日本のマリファナ問題を徹底討論!のページです。高樹沙耶、イベントレポート、大麻、石丸元章、久保憲司、孫GONGなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで