日本の大麻問題のヤバさ・稚拙さ・陰謀を“内側”から全暴露! 製薬会社、政治、法律…絶対に報じられない真実のオンパレード<高樹沙耶×石丸元章連載>
石丸 ははは。大麻のデメリットは他にあるでしょうか。
高樹 毎日、大量に吸っていたら、やっぱりバカになりますよ。働きたくなくなったりするでしょうから、毎日、ガンガン吸うようなものではないですね。
でも、インドやジャマイカなどの歴史的に古くから大麻を常用している国で、廃人が続出みたいな報告はないです。ただし、オランダ解禁以降の品種改良を重ねた陶酔成分の強い品種や、最近の大麻の成分を抽出した大麻オイルを、ベポライザー吸引みたいな新しい使い方で毎日使っていれば、何らかの後遺症は出ると思います。それでもアルコールや煙草、その他のドラッグに比べても危険性は小さいとは言われていますが。
石丸 アルコールを含めてのことですが、ドラッグ全般は、とにかく時間をとられますよね。やりたいことはいろいろあるんでしょうけれど、ドラッグばかりをやっていると、ほかのことに使う時間が少なくなっていく。
高樹 それはちょっと違うと思います。大麻の品種や使う人の熟練度によってもいろいろな作業をするとき、集中力が高まったり、仕事がていねいになったりする効果もあります。
孫 たとえば、ボクらが曲を書くとき、メリットしかありません。法律的に禁じられていることが、デメリットといえば、デメリットですけどね。
石丸 なるほど。自分は、酒でも大麻でも年がら年中キメてる人は苦手なんですよ。俺とシラフで会えないのか?という。
久保 来る前に4錠捨ててきました!
●厚生省には、製薬会社を見張る「監視指導・麻薬対策課」という部署がある
石丸 次の質問、手を挙げて……はい、you。
聴衆③ はじめまして、高樹さん。私はクスリ屋です。
一同 おおおおおおおおおおお!
聴衆③ というと、売人だと思うでしょうけれど、あえてスーツを着てこなかったんですが、製薬会社の人間なんです。ご存じの方もいると思いますが、清原和博さんは覚せい剤で捕まりましたが、覚せい剤=ヒロポンは1941年からずっと、いまだに大日本製薬が製造、販売している。なぜかというと、患者さんがいるからです。
石丸 なるほど。ドラッグ=麻薬、メディスン=薬、患者さんがいるか否かで分かれているんですね。
聴衆③ 一方、製薬会社は大麻に関しては研究すらできないんです。研究することで逮捕されてしまう。大塚製薬はアメリカでカンナビノイド系がん疼痛治療剤にチャレンジしていましたが、日本でわれわれ製薬会社が大麻をビジネスにしようとしても、大麻の研究をするなら、逮捕すると厚労省がパブリックコメントで警告している。優秀な研究者たちが、大麻研究をできないのが現状なんです。
高樹 大麻には都道府県管轄の研究者免許があって、農業者用の「栽培者免許」、大学や警察などの麻薬取締関係者用の「研究者免許」があると聞いています。製薬会社だったら、研究者免許を取れるんじゃないんですか。
聴衆③ いえいえ。捕まります。ですから、とりあえず、われわれ製薬会社の人間が研究できるようにしていかないと何も始まらないんですよ。われわれは医薬品として製造、販売しようと思ったら、まず構造式から解明していくんですが、それさえもやってはいけない。葉っぱひとつ研究室に持ち込んだら、逮捕されるリスクがある。厚労省には、全国8カ所の地方厚生局に麻薬取締部があって取締を担当しています。芸能人が逮捕されると話題になる部署ですよね。
高樹 はい。私もそのうちのひとつを訪問させて頂きました(苦)。
聴衆③ その他に、あまり話題になりませんが本省の医薬・生活衛生局には「監視指導・麻薬対策課」というところがあって、製薬会社に睨みをきかしている。なので、われわれは手出しをできないんです。医療用大麻の場合、日本の製薬会社も研究できるようになることが、次の一歩になると思います。
石丸 厚生省には、製薬会社の大麻研究を見張る部門があるんですね。その部門が自由に研究ができないというのは、確かに問題ですよね、。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊日本の大麻問題のヤバさ・稚拙さ・陰謀を“内側”から全暴露! 製薬会社、政治、法律…絶対に報じられない真実のオンパレード<高樹沙耶×石丸元章連載>のページです。高樹沙耶、イベントレポート、大麻、石丸元章、マリファナ、久保憲司、孫GONGなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで