“謎の骨”を持つ人類が急増していることが判明! 世界人口の39%に恐怖の変化… 退化の証拠か、専門家も議論紛糾(最新研究)
前述の通り、ファベラは膝の痛みの原因の一つである。変形性膝関節症を患う人は、そうでない人に比べ、ファベラを持っている可能性が2倍も高いことが判明している。膝裏にファベラが存在すると軟骨へのダメージが増加し、大腿骨を痛める原因になるほか、人工膝関節置換術を受けた後も痛みの原因になるという。
では、なぜこんな厄介な骨を持つ人が増加しているのだろうか? 研究者らはその原因として、栄養の改善で身体が丈夫になり、身長や体重が増えたことにあるのではないかと考えている。体格が良くなったことで膝への負担が増え、ファベラの復活につながったのではないかというのだ。
体格の向上が膝の痛みの原因になっているというのは何とも皮肉な話だ。だが逆に、復活したということは、今のところ無意味だと考えられているファベラにも何かしらの意義があるのかもしれない。ファベラを持つ人々が変形性膝関節症になりやすいのは確かなようだが、この余計な骨が本当に病気の原因なのかは、専門家の間でも議論が分かれているという。
論文は今月17日付で専門誌「Journal of Anatomy」に掲載された。知らず知らずの間に人間の骨格に起きていた小さな異変。それが何を意味しているのか、我々はまだ答えを知らない。
参考「BBC」、「Daily Mail」、「Journal of Anatomy」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊“謎の骨”を持つ人類が急増していることが判明! 世界人口の39%に恐怖の変化… 退化の証拠か、専門家も議論紛糾(最新研究)のページです。人間、イギリス、進化、最新研究、ファベラ、種子骨、骨格などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで