「人間ラブドール製造所」ヒトを辞められる“逆転変身専門店”に潜入取材! 顔面製造、梱包、製品撮影…美女を完全にモノ化!
「感動が凄すぎました。ラブドールになりきったのは、梱包されているあたりからです。ビニールに包まれた瞬間、不安な気持ちの半面、もう一回生まれるような感じがしました。なぜか寺山修司の舞台作品『身毒丸(しんとくまる)』を思い出したんですが、『あ、今、違うものになって生まれ直すんだな』という感覚ですね。また、ラブドール名がつけられると、自分とは切り離された別のものになっている感じがしますね。ラブドールになっていく過程そのものがかなり作りこまれているので感動しました。今回は、露出を控えること以外はすべてお任せです。人の手を借りれば、まったく違う自分になれるんだなと思いました」(ふわりちゃん)
「日常生活の中で人に褒められる機会なんて、そんなに多くないと思うんです。でも、可愛くしてもらって、褒められて、自己肯定感が高まって、すべてが自分にとってプラスの体験になりました。今まで自分は、思春期の頃に憧れていたロリータちゃんにはなれないと思っていたんですが、それも叶った感じがしました。撮影中のシャッター音も心地良かったです。今は、写真さえ撮ればあとから加工でも何でもできるじゃないですか。でも、人間ラブドール体験は、敢えてアナログな手法で一から作りこんでいく新鮮な体験でもありました。普段、自撮りはほとんどしないのですが、ついつい沢山撮ってしまいました(笑)」(ふわりちゃん)
この日、埼玉県内から来ていたふわりちゃんは、「製品撮影」が終わり、ひとりになることのできる「ひとり遊び」タイムになると、スマホでたくさん写真を撮っていた。気がつけば、全工程で3時間を超えていた。
「今回は、普段とひと味違ったとても楽しい撮影になりました。『こんなになりきってくれてありがとう』という感じでした。というのも、ふわりちゃんは普段は都内の大学院で人とモノの関係性(ラブドールを含む)について研究をされている方で、早い段階から私たちの活動に興味を持っていただいていました。なので、いつもとは違った楽しさがありました。ラブドールというものを知っていて、なおかつ研究している方が変身されているので、撮っていて、また別の高揚感がありました。話をしていなくても、ふわりちゃんとの無言のコミュニケーションが成立していたんだと思います。最高の撮影でしたね!!」(新 レイヤさん)
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2024.10.02 20:00心霊「人間ラブドール製造所」ヒトを辞められる“逆転変身専門店”に潜入取材! 顔面製造、梱包、製品撮影…美女を完全にモノ化!のページです。オリエント工業、人間ラブドール製造所、人間界などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで