「人間ラブドール製造所」ヒトを辞められる“逆転変身専門店”に潜入取材! 顔面製造、梱包、製品撮影…美女を完全にモノ化!
普段、施術をするときは、カウンセリング(「人間界からの離脱」)から始まる。そこで、かわいい系にしたいのか、それともエロい系にしたいのかを聞く。ここで、どのようなドールになりたいのかが決められる※。その後、ウィッグやカラーコンタクトなどを決めていく。今回は、ふわりちゃんが研究者だったこともあり、最初にある程度の方向性を決めただけだった。そこにあったものは、お互いの信頼関係だ。そのようなこともあり、「製品撮影」の結果は、ミラクルなものとなった。
「バストは、ちょっとしたやり方で綺麗な形になります。造ると言っても手術とかではなくて、色々な方法で今あるおっぱいを綺麗に見せるんです。いつも使っているブラジャーでもひと工夫するだけでバストを大きく見せることができるんですよ。谷間がくっきりすると見た目もラブドールに近づきます。ラブドールの体型って女性にとって理想なんです。でも、手が届かないようなものじゃなくて、誰でもああいう風になれるんですよ。ラブドールがメーカーさんで働いている造形師さんの技術によって人間に近づいていくように、生身の人間が私たちの手でラブドールに近づいていくんです」(躰型製造師の乙原碧さん)
躰型製造師の碧さんの担当は、おっぱいを綺麗に造るバストメイクだ。おっぱいを作るのが専門で、おっぱいを直接触らなくても造ることができる。腕や肩を動かして造ることができるのだ。ちょっとSF的なところがあるので、お客さんもびっくりしているという。そして、お客さんは、自分の身体が美しくなることで“自分を愛でる”ことができるようになる。
「今回は、オリエント工業のラブドールをイメージしていました。ロリドールを目指していました。オリエント工業のラブドールは、自分の好みでもあるんです。ロリドールになるためには、肌の感じとかアイシャドウのマッチングとかがあるんですけど、彼女ならいけるなって思ったんです。でも、私の想像以上に似合っていました。とても楽しかったです」(ヘアメイク顔面製造化粧師の山田はるかさん)
「人間ラブドール製造所」には、男性客もやって来る。今回の東京出張では、かなりの男性客が来ていた。男性からすれば、女性になれるだけではなく、ラブドールになれることもまた魅力的なのだ。まさに次元を超えたサービスと言うことができる。基本料金は、4万円で、オプションをつけることによって金額が変わる。今では、あまりにも卓越した技術が口コミやネットなどで広がり、数カ月先まで予約が入っているという。問い合わせは、「人間ラブドール製造所」(https://ningenlovedoll.com)まで。
※「人間ラブドール製造所」では、予約した人のみに送る「製造カルテ」でどんなラブドールになりたいかというカウンセリングをしている。ここでは、可愛い系かエロい系になりたいかを考えることができる。また、当日行われる「人間界からの離脱」では、人間ラブドールになる心構えや注意事項、製造カルテを元にした調整を行って、私服から製造着に着替えてもらっている。
●酒井透(さかい・とおる)
写真週刊誌「FOCUS」(新潮社/休刊中)編集部カメラマンを経て、現在、秘境・不思議スポット探検家/写真家として活動中。「FOCUS」時代には、逮捕直後の宮崎勤をスクープする。国内はもとより、これまでに50カ国あまりで取材活動を行っている。著書に『中国B級スポットおもしろ大全』(新潮社)、『未来世紀 軍艦島』(ミリオン出版)などがある。最新刊は、『軍艦島 池島 長崎世界遺産の旅』(筑摩書房/共著)。
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2024.10.02 20:00心霊「人間ラブドール製造所」ヒトを辞められる“逆転変身専門店”に潜入取材! 顔面製造、梱包、製品撮影…美女を完全にモノ化!のページです。オリエント工業、人間ラブドール製造所、人間界などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで