超厳選アンチエイジングの最終兵器3選! カギは脳にあり、摂るべき食品も… 最新研究でわかった老化・疲労・健康悪化のメカニズムとは!?

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 人体には寒冷期を生き延びるため、冬眠かそれに近い状態で生きられるように基礎代謝を抑える「能動的低代謝」という機能が具わっているらしい。長期間にわたる宇宙旅行のため人工冬眠の実用化に向けた研究も盛んだが、もともと冬眠に近い機能が人体に具わっているからこそ、こうした展望が開けるわけだ。話が脱線したが、いずれにしても人間の能動的低代謝、そのスイッチングを担う物質こそがビタミンDだ。その分泌量が少ないと「日照時間が少ない冬が来た」と体が勘違いして冬眠モードに突入、基礎代謝を低下させる。結果、何が起きるかといえば肥満や病気・ケガなどの治癒力低下、さらには運動能力の低下など。冬眠だから、体の活動は何もかもがスローになり、皮下脂肪に栄養を貯め込もうとして太るわけだ。さらに、ビタミンDは骨の成長にも関わっているから、合成量が足りないと骨にも悪影響がある。

 とはいえ、毎日必要なだけの日光を浴びることは、室内で仕事をする多くの現代人にとって困難だ。そこでビタミンD(特にビタミンD3)を摂取することで基礎代謝を上げようというのだ。ビタミンDは過剰摂取の危険性が長らく叫ばれてきた。ビタミンの単位IU(1マイクログラム=40IU)で換算して成人の適正量は1日600IU、最大で4000IUとされており、それ以上では血中のカルシウム濃度が上がり過ぎて、吐き気や脱力感、便秘などの体調不良が引き起こされるという。ところが最近、それまでの上限の2~3倍、つまり1~2万IUでアンチエイジング効果が期待できることが判明しつつあるのだ。大量のビタミンD3によって冬眠状態が解除され、傷は早く治り、食欲も落ちて痩せ、頭はハッキリと明瞭に、さらに骨は強くなる――もちろん個人差はあるだろうが、ビタミンD3のアンチエイジング効果は今までのサプリメントとはレベルが違うという指摘もある。

 いつまでも若々しくありたいなら、「プラズマローゲン」「ピロロキノリンキノン」「ビタミンD3」に注目しておこう。

文=久野友萬

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